カナダの中国人を見ていて思うことなど


なんか… 仕事を始めると、本当に日々が淡々と流れ去ってゆきますね…
今までめちゃくちゃスローだった分、時の流れが少しはやく感じられます

それはそうとして、今日は、カナダに住む中国人を見ていて思うことなどをつらつらと書いてみたいと思います。



一つは前にもちらと書いた気がしますが、「英語がまるっきりできなくても普通に暮らしている中国人たち」…
これ、なんかここ数日また私の胸に去来するようになりました。
なぜなら私も今、あんまり英語使わない日々が続いてしまっているので。
いや、全然英語話さない日というのはないんですが、職場でもわりと日本語環境、そして残念なことに(!)新居にあとから日本人が入ってきてしまい、どうしてもその人と話すことが多く…
ああー、せっかくカナダで働き始めたのに、このままでは英語全然伸びねえよ… もしかしてこのままずっと英語ろくに話せないままなんかな… と不安に思っている今日この頃です。
で、実際に、バンクーバーやトロントの中華街などに住まう中国人のお年寄りなどは、マジで英語なんか全然できない、ハナから学ぶ気もない、というパターンが多いように思う。
(もちろん中にはバリバリの移民1世で、泥水をすする思いをして生きてきたたくましい人たちも多かろうとは思います)

別にその人たちがどーのこーのって話ではなく、実際に、英語が話せなくても案外カナダで暮らせちゃう、っていうのは事実なんだよな、と思うわけであります。
それでいいとは思わないけど、でもそういう生き方もアリなわけで…
いやー、でも自分はやっぱり英語でちゃんとローカルのネイティブとも話せるようになりたい!どうしたらなれるの!!

で、もう一つは、最近引っ越してきて聞いた話なんですが、いわゆる投資移民というのが、今は廃止になっているそうなんですが、わたくし、ピュアでナイーブな人間なものでまったく夢にも思わなかったのですが、カナダという国、そしてこの州に、大金を投じて事業を始めるかのように見せかけて、実態は開店休業状態、だけどビザだけはちゃっかり取得、という中国人が多いのだとか… まあそれで廃止になったらしいけど。

たしかに街中にも、いつ見ても閉まってる謎の中華風店舗というのが結構ある。
これらは、「私はこの州でビジネスやってますよ~」というポーズをとるためだけにリースされているスペースで、営業の実態はないのだそうな…
別にスペース借りてやってる分には弊害は特にないかもしれないが、多いのがホテルやレストランなどを買い取って、でも事業は引き継がずにそのまま放置、ひどいと住所だけ登録しておいて(さも住んでいるかのように見せかけ)、実際は国に帰ってしまっているケースと言うのもあるらしい。
バンクーバーではないが、このままだとゴーストタウン化してしまったり、観光客が来ても「なんじゃこの町は。どこもかしこも閉店しとるやんけ」と悪評が立ってしまい、ゆくゆくはコミュニティとしても困ったことになってしまう… 可能性がある。
さらには、先代までが一生懸命手をかけて保持してきた歴史ある建物とかを、彼らがわざわざお金と手間をかけてメンテナンスするとも到底思えない。こうなると、文化的損失も大きい。だってビザさえ取れれば、あとのことなんか知らん、って放り出してもっと住みやすい場所に移ってしまうことが容易に想像できる。

ていうか、カナダ政府、ビザ申請と出国記録、照合してないんかーーーーい!と叫びたいですよ私は。
カナディアンのツメの甘さ(というか、グダグダすぎるんだが)を、頭の回る中国人に見事手玉に取られてる感…

なんか、こういうこと書くと「やっぱり中国人はゲスい!」みたいに思っちゃう人もいるかもしれないんですが、私はむしろ「すげえなあ、たくましいなあ」と感心してしまうのですよ…
人口の多い国で、周りと競争して生き残るためには、手段を選ばずやったもん勝ち!ってことになるんでしょうね…
もし自分が大金持ってて、そういう方法でビザ取れるんだったら、やっぱりやるかもなあと。もちろん不法行為に手を染めることはやってはならないことですが… 手段を選んでいられない彼らの背景を思うと、なんとも複雑です…

いずれの逸話も、「だからなんだ」以外の何ものでもないのですが、「海外で暮らしていく」ということを考えたときに、なんか… そういうアグレッシブな生きざまもあるのだなと…

他にも、永住権欲しさにムリヤリ結婚に持ち込んだ日本人女子の話とか、結構みんな、海外でたくましくやってます…

そういう人々の話を見たり聞いたりすると、なんかいろいろ考えちゃいますね…
という、本当にオチのないまま今日は終わりまーす


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