「海外就職」なら何でもいいわけではない(続・海外の貧しい日本人たち)


当たり前すぎてしょうもなさフルスロットルのタイトルなんですが。

「海外就職」でググっていたら、「それな!」と首がもげそうなほどうなずきまくってしまうようなブログが見つかりまして。
リンクフリーなのかどうかわからなかったのでURLが貼れないのですが…
インドネシアで現地採用で働く方のブログです。



その方は、まあ紆余曲折あって、インドネシアでわりと待遇のいい方の現地採用の職をゲットできたみたいで、私とはまったく状況が違うのですが、「わかる!」というポイントが結構あったのです。(仕事を辞めて現地の仕事をゲットするまでのステップというか、考え方にも非常に共感した… ロジカルというか、「これがダメならこう!」みたいな感じが、おこがましいですが、自分のときと似てるなあと思ったのです)
特に「それな!」とうなずきまくったのが、海外就職をするにあたっての心得(?)


  • 万が一、日本に出戻ってきたとき生活をやり直せるくらいの貯金は持っておけ
  • 四大は出ておけ
  • 日本で職歴を積んでおけ
  • エージェントの言うことを鵜呑みにするな
  • 海外で働きたいなら普通に日本で就職して、駐在員を狙うのが一番間違いない

というあたり!
ほんとこれな!

ってそもそも私はまだ、海外就労していないので、オマエに何が分かる!と言われてしまえばそれまでなんですが…
でもまがりなりにも、一応仕事が内定している立場からしても、ホントこれな!としか言えない。ホントこれなんですよ。マジで。

前回も書きましたが、ていうか前にも同じようなことを書いてますが、「大人が海外進出をするときは、日本に戻らざるを得なくなったときの想定はマジ大事」です!
(と言いつつ、私はあんまり深く考えてないけど… でも、ビザが下りないとか延長できなかったとか、あとは親に何かがあったり、自分が病気になったりと、不測の事態は一応想定しているつもりです)

そして海外で働きたい!と思っているなら、悪いことは言わないから最低でも四大は出ておきましょう。これ、絶対!
まあ、がんばって海外の大学に入るという方法もあるけど、日本の大学卒業するのに比べてコストも労力もめちゃくちゃかかりますので、日本で四大に行ける状態にあるのなら、絶対に行っておくべきでしょう。ぶっちゃけ、シンガポールとか行くのでなければ、Fランでもなんでもいいw 放送大学でもいい!とにかく四大を卒業した、という事実が大切。これはおそらくどの国でも、就労ビザを取るための最低条件だと思います。海外でまともな仕事に就きたかったら、四大卒は絶対条件ですね…

そして、もし海外で就労ビザを取ろうと思うのなら、日本での就労経験も必須ですな… いや、まあ絶対ではないだろうけども。まともな仕事なら、海外に限らず経験者が優遇されますわな。
「スキルはないけど、やる気だけはありまっす!」で採用されるのは、よほど人が集まらないか、すぐに人が辞めていくようなヤバい仕事だけと思った方が良いでしょう。
前回書いたコールセンターの仕事も、どっちかというとこういう系だよね… (いや、誇りを持って働いている人には大変失礼なんですが…)

かのブログの方も書いておられますが、給料安くて駐在員にアゴで使われ、現地のスタッフからは「あいつ仕事できないのにいい給料もらいやがって!」とイビられる現地採用スタッフですら、「経験者優遇」の世界。
そりゃそうだよね。「海外で働きたい!」「現地採用なら、日本では応募すらできないよな大手企業で働ける!」って人が殺到するんですから…
(しかし驚いたのが、「現地採用から本社勤務を狙う人がいる」という話… あるわけないやろ… 夢見すぎやろ… と本当にビックリした。まあ、ごっさ低い確率ではあり得るのかもしれないが…)


なんか何書いてるのかよくわからなくなってきましたが、まあ、「海外就職って一言で言っても、結構ヤバいケースがあるから気を付けろ」ってことかしら
違うか…

大人が海外で働きたいと思ったら、それなりに先のことを想定して、ちゃんと計画を立てた方がいいぞ、ってことだな。

そして非常に残念ながら、「スキルも経験も学歴もないと、海外でもやっぱり苦労する」ってことだな。
仕事が見つからない、あるいは、就労ビザがとれなくて、泣く泣く帰国、なんていうのは全然いい方で、前回書いたみたいに、そのままずるずると不法滞在して、日本への航空券も買えず、犯罪行為に走る… なんてことになったらそれこそ人生が破綻してしまいます。
楽しく平和に沈没生活を送ってるならいいけども、犯罪に手を染めたり、日本に帰りたくても帰れないとかはやっぱりマズイ。

そうならないためにも、やっぱりある程度の計画と準備が必要だなあと思うのです。

(なんて偉そうに書いてると、自分が痛い目にあうんだよなあ…)

おわり。


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