日本では美徳とされる性質も…


相変わらず毎日わちゃわちゃしております。
まあ、あと一週間でこのセメスターも終わり!いやー、長かった… やっとかよ…
そして今日はいろいろとオモローなことがクラスで起きたんですが、それはまた近々書きたいと思います。

今日はサクッと、相変わらずどうでもいいことを書きます。



それは、「日本では美徳とされるようなことや性格も、こっちに来ると逆にマイナスに作用してしまうなあ」ということです。
まあ、当たり前っちゃ当たり前なんですが。

具体的に何かっつーと、身近にいる某日本人男子及び某韓国人男子を見ていて、ぼんやり思ったんですが、彼らはとても寡黙で穏やかで、真面目で聡明で努力家なのである。
日本人男子の方は、某有名大学を卒業していて、日本では誰もがその名を知っているであろう超一流企業に就職が内定していたというエリート男子である。韓国男子の方も、年齢は私と同じアラフォー世代で、会社の指令を受けて家族を伴って留学してきている。会社でも部下を抱え、留学しながらも彼らと連絡を取り合い、日々仕事に勉強に邁進している。
つまり、二人ともエリートなのである。
しかし、それを鼻にかけることも全くなく、謙虚だし、人柄もとても良い。
ハッキリ言って最高の人材である。しかも、エリートな上に努力家なので、英語も私なんかよりはるかに上手。


しかしですよ。

二人とも、COOPの仕事が見つからなかったのである。
(私も彼らも、とっているコースが違うので、COOPのタイミングも違うのです)

もちろん様々な要因はあろうが、これは私は少しショックであった。
そして思った。

おそらく、カナダのジョブインタビューでは、彼らのような穏やかで、自己主張しすぎない謙虚な人柄というのは、マイナスに働いてしまうのではないかと。

クラスメイトのバカインド人とか見てると、できもしねーことを「できる!」と堂々と言ってのけたり、クソみてえなしょーもねえ意見を延々と先生相手に開陳しているのだ。いつもいい加減空気読んで黙れ、とテレパシーを送りながら呪っているのだが、一向に効かない…
しかしそういうバカどもが(もちろん英語のアドバンテージもあろうが)やすやすと仕事を手に入れていたりするのだ。

うーむ…

なぜなのか、カナダよ。


上記のコリアン男子と先日話したが、彼はとにかく自分の英語に自信がないようだった。私よりよっぽど話せるし、今でも毎日勉強を欠かさないという彼が!
なんかそのへんに敗因があるような気がしてならない。


昔、ホストマザーだったか先生だったかに、「私は英語がうまくないから」とかなんとか言ったら、「そういうことを言うのはやめなさい」とぴしゃりと言われたことがありました。(まあ今でも言うけど)
他にも、レジュメ(履歴書のようなもの)に「中国語がちょっとできる…かも」みたいなことを書いたら、添削してくれた先生がびゃーっと線で消して「私は!中国語が!できる!!!」みたいに書き直したのも衝撃であった。できないっちゅうの。(この逸話は前にも書いたかも?)

つまり、この地では、謙虚とか遠慮とかはネガティブにとらえられてしまうのですな。
特に、就活などの場面では、「私はあまり得意ではないですが…」とか言うのはご法度ということですね。いいんだか悪いんだか…
まあ、バカインド人みたく、できもしないことを「できまっす!」みたいに言う必要はないかもしれないけど、「ベストを尽くします!」くらいは言わないとアカンでしょうね…


という、特にオチも何もない話です。

でも日本人の若い子で、「私できます!」みたいにグイグイやれる子って少ないのではなかろうか。特に男子…
私はアラフォーでだいぶ図々しくなってきたのでそういう言動にも抵抗がなくなりつつあるが。
そう考えるとやっぱり、年を重ねてからの海外留学とか海外就職への挑戦を、むげに否定するべきじゃないと思うんだよなあ。
と、最後の最後にあんまり関係ないボヤキを書いておしまい。

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