留学はやっぱり若いうちにすべき!なのか?

おそろしいことに更に更新。
どんだけヒマなのか。

はい、前にも似たようなことを書いたかもしれませんが、記憶が定かでないのと、ちょっとまた違った観点から?留学について書いてみたいと思います。



以前、大人留学についてつらつらと書いた気がしますが、今日は、「じゃあ、留学はやっぱり若ければ若いうちにした方がいいの?」という疑問について考えてみませうね。

まず、〇歳過ぎてから留学して、どんなに一生懸命勉強しても一生ネイティブ並みにはなれない!とか聞きますね。

つーか… そもそもネイティブ並みになる必要なくない?
もちろん英語学習のゴールって人によってそれぞれだと思うので、わたくしごときがあーだこーだ言うこともないんですが、カナダに来て、ものすごいアクセントで喋るインド人とかベトナミーとか南米系の子たちなんかを見てると、「ネイティブ並みの発音」にこだわる理由ってなんだ?と思ってしまうのです。あるいは「きれいな発音」ってやつ。そりゃーカッコいいブリティッシュイングリッシュとか、私も憧れますけどね!
コスタリカ出身の先生とかもいるけど、思いっきりスパニッシュアクセントでも、ちゃんと授業できてるし、別に誰も何も言わないし。よく言われるけど、やっぱり伝える中身が大切なんじゃないでしょうか。

というわけで、別に子供のころ英語を学ばなかったらどーの、って言説は気にする必要ないと思います。
小学生とか幼児に早いうちから英語を教え込もうとする人も多い昨今ですが、その前に日本語の基礎を叩き込んだ方がええんちゃうの…とわたくし個人は思います。
だって、日本語すらまともにしゃべれない若者、結構多いんだもの。
語彙がない、話が支離滅裂で、説明がヘタ。こんな日本人がいくら英語を勉強したって、たかが知れてると思ってしまうのですよねー…

ってさっそく話がそれてしまった。

でも、やっぱり10代とか20代の方が、記憶力もいいし、頭も柔らかいから、留学するなら若いうちだよね… 30代で留学なんて、やっぱり意味ないよね…
なんて言ってる人はシバきたい!ウソです。しばかないけど、そうとも言い切れんぞ!と私は声を大にして言いたい。
まあ実際10代の記憶力は30代40代よりは優れているのかもしれない。でも、語学学習や記憶自体が、何歳だから無意味とか、手遅れなんていう研究結果は無い(と思う。私が調べた限りでは…)。
問題なのは、そうやって「もう〇歳だから」といっていろいろなことを諦めてしまう姿勢ではなかろうか。新しいことや刺激的なことをすることによって、脳は活性化するというではありませんか!諦めてる場合じゃないんですよ!
さらに、前にも書いたかもしれんけど(記憶ー!)、若いからこそのリスクも逆に私はあると思う。

やっぱり大きいのは、その経験値のなさ

海外で暮らすって、想像もしないようなトラブルとか、スランプとか、もちろん人間関係のいざこざとか、いろいろ大変なことが多いものです。
大人だと、「あー、はいはい」って感じで受け止められるようなことも、若さゆえにドツボにハマってしまったり、良くない方向に流されてしまったりということも大いにあると思う。
実際、環境になじめずに途中帰国を選んだ子とか、ひどいのだと、調子こいてクスリに手を出すバカとかいますので‥(私が実際に見たわけではないですが… 大麻とかそのあたりのことについてもそのうち書きたい。)
最悪の場合、鬱になってしまったりとか、そういうことも中にはあると思う。

あとさらに具体的なことを言うと、今回私はたまたま運良くカナダで仕事をゲットすることができたけど、これも日本での就労経験があったからこそのことでした。

日本で高校出ただけとか、大学出てこっち来た、ってケースだと、就労経験がなくて、こっちで仕事を探したいと思ったときに、なかなか厳しいのではないだろうかと思う。
もちろん、サーバーとか皿洗いみたいな仕事に困ることはないだろうけど、きちんとカレッジで専門的な勉強をしても、たとえ地元のカナダ人学生でも、やはり就労経験がないというのは日本とは違い、本当に大きなネックになってしまうのです。それが更に、英語やビザ関連の不利がある日本人だったら… どんなにハードな状況かお分かりいただけるのではないでしょうか。
もちろん美容師さんとか、IT関係で特別なスキルがある人は別かもしれませんが…それでも就労経験が一切ない、というのはこちらでは結構厳しいのではなかろうか。

あと単純に、若いとやっぱり楽しいことの方に引きずられちゃうよね、と思うのは偏見だろうか。
私の世代の友人にも多いのですが、若い頃ワーホリや語学留学をしてたけど、結局英語はできないまま帰国した、というパターン…
(フィリピンでも、オーストラリアとかにワーホリで行ってたけど、全然英語が身に付かなくて、改めてフィリピンに来たっていう子たちがいた…)
別に、楽しい時を過ごせたならそれはそれで良いと思うんですよ。若くて、何もかもが新鮮で、友達もいっぱいできて、毎日みんなで遊びに行って(くそっ…うらやましい…)、というのも貴重な体験だと思うのです。
でも、だから若いうちに留学をした方がいい!っていうのは、なんか違うような…
まあ、ワーホリ自体、若くないとできないですからね…(遠い目)

何書いてるのかよくわからなくなってきましたが、まあつまり、若いからこそのリスクもあるんじゃないか?って話ですね。

というわけで、留学は早ければ早いほどいい!とは言い切れないだろうなというのが私の意見です。
もちろんこれもまた、何をゴールとするか、によりますけども。

単純に海外で楽しいひと時を過ごしたい!思い出を作りたい!というのが目的なのか。
就職や転職に有利になるように、英語を身につけたい!という目標があるのか。
海外で就職して、永住権を取りたい!という人も中にはいるでしょう。

どれも、若い方が絶対いい!ってことはないです。そりゃー体力があり余ってて、好奇心も旺盛で怖いもの知らずな若いうちにしか体験できないこともたくさんあります。
しかしその反面、その怖いもの知らずが裏目に出てしまったり、上にも書いたように、経験値の無さから挫折してしまったりというリスクもあるでしょう。

年を重ねると、新しいことを始めるのをためらってしまったり、いろいろしがらみができてなかなか勇気が出ないということもあるでしょう。
そこで熟慮して、やめておくのも大人の選択だし、思いきって飛び込んでみるのもまた人生。
一番避けたいのは、「もう若くないから」と年齢を理由にあきらめて、あとあと「あの時やっぱりトライしてみれば良かった」と後悔すること。
人生一度きり!
やりたいことはやってみた方が、楽しく、実り多い人生を送れるのではないかとわたくしは思うのであります。(誰)





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