デュアルライフとかノマドライフとか、本当に良いものなのか?



カナダに戻ってまいりました。

で、表題の件なのですが…
実際に自分が数ヵ月という少し長めの冬休みを日本で過ごしてみて思ったことなのですが、「デュアルライフとか、ノマドライフって、言うほどいいもんなのか?」ってことについて書きたいと思います。



私はちょっと前までは、日本とカナダを1年のうち半々ずつ行き来するような人生がいいなぁと思っていて、まあ今でもその気持ちは完全に消失したわけではないんですが。

今日、松井博さんという方の本を読んでいて、やはりな…と思ったのです。
この方はアップルで数年勤めたのちに今はアメリカに住みながら文章を書いたりフィリピンで英語学校を経営したり、いろいろやっている方で、文字通り「世界を股にかけて活躍」しているような方です。
で、この方が「単なるなりゆきでこうなってしまい、カッコよくもなんともない。老いゆく体で毎度飛行機で移動している。慢性的に時差ボケであり、とてもしんどい」的なことを書いていらして、そうだよなあ… としみじみ思ったのです。

いや、マジで飛行機の移動、しんどい。

そして時差ボケもマジつらい。

今回、しみじみとそれを実感しました。。。
まあ、アジア近辺をウロウロしているだけならさほど苦ではないかもしれませんが、欧米のように時差も移動時間もバカにならない場所を頻繁に行き来するのは本当にしんどい。
しかも年をとればとるほどそのしんどさは増すわけで。

そしてこの松井さんが書いているのですが、拠点がいくつもあると、どこに何があるのかわからなくなってしまう、と。
これはあるだろうな、とまたしみじみ思いました。

といっても、別に私はこの方のように立派なビジネスを手掛けているわけでもなく、しかもカナダと日本の家だけなのですが、単純に2つ拠点があるということは、コストも持ち物も2倍になります。
移動する都度持ち歩けばいいやんとも思いますが、それも手間だし場合によっては余計なおカネもかかる。
必要なものはそれぞれの家に置いておく方が結局は便利。でもそれって合理的なんだか不合理なんだかよくわからない…

いや、こう言うと「スーツケース一つで、旅するように暮らしたい」とかわけわかんないこと言うんでしょ。ミニマリストになれば身軽ですよーとか。
ムリだっちゅーねん。

それでも、若い頃ならいろんなところを旅しながら、ライティングの仕事でもしてたら楽しいだろうなあとは思う。
でもそれを10年20年30年と続けられるか?続けたいか?とも思う。
まあ続ける必要もないのだが…

じゃあよく聞く、日本国内でのデュアルライフ、たとえば都内と郊外を行き来するような生活はどうよ?と考えてみても、これもやっぱりお金がかかる。
移動コストもそうだし、2つの家を管理するコスト…
あと、単純に、忙しくねーか?とも思う。

というわけで、少し前まで漠然と憧れていたカナダと日本の往復生活も、なかなかしんどい&コストがかかるな… ということがわかってきた次第でございます。
でも、それでもやっぱりそれなりの良さはあるんですよね。

なんか思ったけど、カナダで稼いで日本で使う、みたいなパターンに落ち着くのかな… (そのためにはカナダドルにもっと強くなってもらわんと困る。いや、自分の給料が上がればいいのか…)

いろんな人が言ってますが、日本て、消費者として訪問するにはいい国なんだよね…
そこで働くのは地獄だけどね…

何書いてるんだかよくわからなくなってしまいましたが、デュアルライフとかノマドライフって、実際にやってみると(やってないけど)体力的にも結構消耗するし、余計なコストもかかるなあということです。

来年も今回のように数か月の帰国になるのかなー。そのときに私はまたどんな感想を持つのだろうか?



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