「呪詛」、見た。

 


今回も、あんまり読まれないホラー映画シリーズです。
話題の「呪詛」をやっと見たんで、感想をサクッと書きます。


↓予告編。いやー、めっちゃ怖そうだし、期待が高まりますね!



「台湾史上一番怖い映画」とか言われてて、これは生半可な気持ちでは見てはいかん!と思ったので、きちんとした視聴環境(暗い中、一人で集中して見られる)を整うまで我慢しておりました。

そんな中、今日はたまたま仕事が早上がりで(といっても夜)、さらに大家さんが留守という好条件が重なったため、部屋で一人、激辛飯とビールをお供に、真っ暗闇で集中して視聴することができました。


で、どうだったのか。



うーーーーーーーーーーーーーーん…



怖いんだけど… 思ったほど怖くなかった…  という感じですかね…

期待値が高すぎたというのももちろんある。


が。


グロとか虫がーとか言われてたけど、全然です。全然グロくない。グロいの全面的にNGな私でも、平常心で鑑賞できました。虫も別にたいしたことないです。
(てか、虫の使い方もなあ… なんで虫なの?って冷めた気持ちで見てしまった)


ツイッターとか見てると、すごい怖かったと言ってる人が多いんですけど… 
もしかしたら、私と台湾ホラーの相性が良くないのかもしれん…

以前にこちらのブログにも書いた台湾ホラー「杏林医院」 もそうなんですけど、話が現在過去と行ったり来たりするので、展開が忙しくて恐怖に集中できんのよ!

それぞれのシーンはよく作り込まれてて怖いんだけど、展開がドンドコ変わるので、「おっおっ、ちょっと待ってくれや、今ドコ???」となってしまい、どうにも世界観に入り込めないというか…

あと単純に、私の頭が悪いのかもしれんけど、なんかイマイチ話の筋が… 

要は、過去におふざけ半分で、仲間の一人の故郷を訪れ、秘密の儀式を撮影しようとしたヒロインが、「禁忌をおかした」ことで、娘や周囲の人々に災いが起こる… というストーリーなのですが、いやそもそもアレ、「禁忌をおかした」どころの騒ぎじゃなくね⁉ とか、なんでヒロインは最後の最後まで無事なの?とか、あの村人たちはその後どうなったの?とか、「あの少女」は今までどこで何してたん?そしてなぜ今更、突然町中に現れた???とか、もうなんかこう、モヤモヤモヤがさらに気を散らせてくるわけです。

まーもしかしたら、賢い人が見たら、全部説明がつくのかもしれんけど…

でもやっぱり、「杏林医院」と同じで、話があっちこっちへ取っ散らかるのが、私的には微妙でした… オチもさ、「リング的なね!」と思ってしまったし… 途中の展開はちょっと「ブレアウィッチプロジェクト」ぽいなと思ったし…
あとこれも「杏林医院」と同じいやな、と思ったのは、「ほらー、またそうやって泣かそうとするー!!!」みたいに思っちゃってな… 
母の愛には弱いはずの私なんですけどね…(例:「死霊館」「Insidious chapter3」)


うーーーーーん… 

でもほんとによく作り込まれてるんですよ。めっちゃリアルだし、出てくる皆さん、本当に演技が上手!素晴らしい!実話が元になっているというのも怖いね!(ああ、でもこれもまた「杏林医院」との共通項…)

比べるのもなんだけど、「リング」とかさ… 絵面もだけど、結構、地味な展開じゃないですか。でもああいうのが怖いと思うんだよなー、個人的には。
貞子が出てくるシーンは笑う他なかったけど、それ以外は結構怖かったし、何せオチが秀逸だった。
「呪詛」も、たとえばあの里親のイケメン(だよね?)の心の闇とか嫉妬心にもっとフォーカスするとか、地味なアプローチがあったらもっと良かったのでは… なんて思ってしまった。
どうしても「杏林医院」を彷彿とさせてしまうんだけど、関わってくる人もとっちらかってるし、展開もあっちこっちに飛ぶのが敗因な気がしました… ひとつひとつはホントによくできてて怖いのに!もったいない!


でもどうやら三部作になるらしいので、また Netflix で続編が公開されたら見るとは思います。一応ね…

ちょっとよく分からんところがあったので、またあとで見返そうかなあ…


そんな感想でした!





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