カナダで就労~co-op編~


あと2週間で秋セメスターも終わりです。うーん、このセメスターも意外と早かった気がする。
9月から始まって、淡々と授業をとっていたが、だんだんと「アレ、結構今期キツくね…?」と思い、あっぷあっぷしながらなんとかここまで来たという感じ。ていうか今週と来週が山場なんですけどね!もうモチベーションがまったく保てません!初期の初々しさもなくなり、「もう… パスできりゃあいいや…」というていたらく。まあ一応このセメスターもディーンズリスト載れたらいいなあという野望はあるけどね。(なんかようわからんが、各セメスターで成績のアベレージが80%超えると、ディーンズリストというものに名前が載るらしい。特典は特にない!奨学金とかのアピールに使えるくらい)

そしてですよ。
来期の冬セメスター(1月から4月)のあとにはついに!!!!
恐怖のco-opがやってくるのです!
co-op とは… なんでそんな生協みたいな名前がついてるのよくわからないのですが、要はまあ、インターンみたいなもので、実習期間ってことですな。
(どうでもいいけど、なぜかこちらの人は皆、コープではなく、コウォップみたいに発音する。なんでや)

プログラムにもよるんだけど、このco-opが2回とか3回あるプログラムもあり、私のプログラムは1回で、しかも全部の教育課程(なんつーの?座学過程?)が終わった最後にこのco-opが設定されています。
これは運が良かったのだが、私は2018年の1月からプログラムをスタートしたので、たまたま最後にco-opがあるパターンだったのだが、9月からスタートした組は、2セメスターが終わったあとに、このco-opが設定されていた。つまり、4カ月実習をしたあとにまた学校にもどってきて、のこりの2セメスターをとるというスケジュール。
他のプログラムでも結構こういうパターンがあって、ひどいところだと、co-opと座学が交互に設定されているケースもあるようだ。
他のプログラム取ってる友達いわく「まだ2セメしかとってなくて、何がなんだかわからないのに、いきなり仕事探せと言われても無理!」。そうだよなあ。しかも、2セメ終わってからじゃ遅いから、実質2セメスタートと同時に仕事探し始めないと間に合わないのよね。つまり、まだ1セメしかとってない時点でレジュメとかを作らねばならないという。なんでそんなタイミングに設定してんだろ。
さらに、4カ月しか働けない学生なんかを雇いたい事業者もそうそうおらんだろう…という。
しかも我らのカレッジがある町はショボい田舎町なので、仕事を探そうと思ったら、トロントとかの都会に出ないと不利。そうすると、引っ越しをするか、車で毎日通勤するか、って話になってきて、非常に金がかかる。
そう考えると、私のプログラムは1回だけだし、しかも最後に設定されているので、雇用主と話がつけば、卒業後もそのまま働き続けることができるので、これは非常にラッキーなパターンであった。

が、しかし。

こんな未だに英語もおぼつかず、しかもツーリズムなどという実質何の役にも立たないプログラムを受講している謎の日本人中年女性が、果たしてカナダで仕事を見つけることなど可能なのだろうか… という懸念が常にあった。
(このプログラムのまた幸いな点は、ツーリズムという特権を生かして、海外での実習もOKということ。つまり最悪の場合、日本に帰って仕事を探してもOK。ただし、プログラムで学んだことに関連していないとNG)

正直いって、ツーリズムやマーケティング、ホスピタリティについて学んだとはいえ、全て座学。
似ていると思われがちなホスピタリティのプログラムだと、実際にホテルで導入されている予約受付システム(?)を使った実習だったり、サービングやお料理まで全て経験しているのだ。しかし、そんな彼らでさえ、co-opや卒業後にゲットできる仕事は、ホテルのルームメイキングなど。(カナディアンの学生だと、ツアーガイドとか色々あるかもしれないけど、言葉にハンデのある留学生だと、ほぼルームメイキングだと思う…)

そんなわけで私はとても不安であった。
他のピチピチな若者とは違い、日本での就業経験があるとはいえ、たいした経験もないしスキルもない。カナダで仕事を探すにあたって有利な条件など何一つない。

まあ、とりあえず卒業するためには手段を選んではいられないので、おとなしく4月でいったん撤収して、適当な仕事を日本で見つけて、その後ワークパーミット取って戻ってくればいっか… と考え始めていた。
(しかし日本で、四十路過ぎたノースキルの中年が、「カナダのカレッジに通ってて4か月の実習が…」なんていって来て、採用したいと思う企業があるだろうか?単純に意味不明だし、不気味じゃないだろうか?という懸念も)
最悪、リゾバに紛れ込む…? いや、もう若者たちに囲まれて、微妙に気を遣われながら暮らすのは無理!もう無理!ていうかリゾートバイトとかマジで無理!

などと一人、懊悩する日々が続いていた。

なんか長くなってしまったので、つづく。





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