ローカル民の知り合いがいると捗る件

 

ツイッターの方ではリアルタイムでグチャグチャと中継しておったのですが、マジでここ最近ろくなことが起きてなくてですね。

プチぎっくり腰みたいになったと思った次の瞬間には職場を追い出され(涙)、更に気を取り直して新天地で頑張ろう!としていた矢先にコロナ陽性
なんなんですかね。日本に住んでたら間違いなくお祓いに行きたいところです。
(今、なんとなくググったら自分に塩をふりかけるセルフお祓いというのもあるのね… カナダにいても効果あるのかしら… ダララマの(しかももらいものの)食卓塩でもいいのかしら…)

それでもなんとか、今のところはカナダの片隅で生き永らえております。
で、これまたツイッターでもちょいと書いたんですが、海外生活でピンチに陥ったときに、ローカル民の知り合いが一人でもいると、やはりかなり助けになるなあと思ったので、そのことについて書きます。

まあ、厳密にはローカル民じゃなくても、現地在住歴の長い友達や知り合いだったら、それでも十分助けにはなってくれると思うし、そんな他力本願なこと言ってないで、己で力強く何でも調べてサバイブしていける人だったら、別にロンリーウルフ生活でも大丈夫とは思うんですが。

私のように普段からぼさーっとしてて、状況の急激な変化に対しても反応が鈍いような人間には、やはりローカル民の友達、知り合いがいた方が何かと良きかと。(といっても、助けてもらうことを前提に友達を作ったりするのも違うし、欲しいと思って簡単に手に入るものではないとは思うんですが。)

一体どういう状況を想定して書いているのだお前は?と思う方も多いと思うので具体的に書きますと、一番それを実感したのは、前回レイオフされた時ですね。
永住権シリーズでも書きましたが、実際はかなり唐突に、しかも当初は「ハイ、今日で雇用契約おしまいね」ぐらいの宣告だったわけです。

失業うんぬんよりも、永住権申請がパーになることに絶望していたわたくしですが、レイオフされたことを大家さんに伝えると、「2weeks notice (というルール)があるんじゃないの?」と。大家さんに限らず、別の友人にもこれを言われまして、おカネになるなら何でも言ってみたれ、と、雇用主に「〇〇(大家さんの名前)たちに言われたのですが…」とテキストしてみたのです。
すると、州の労働規則のURLが送られてきて、今回はパンデミックによる非常事態だから通常のルールは適用されない的な説明が返ってきたのです(しかしそれもよく読むと「いや、今回のケースとは関係なくね…?」という内容だった)。
私としてはもうそこで争う気力もなかったので、「あーはいはいそーですか…」と、もはやあきらめの境地だったんですが、なんと!
その後すぐに、2週間分の給与が支払われ、レイオフの日付も延びることに!

これはどういうことなのか。

あんまり詳細に書くと身バレしたときに命が危ないのですが、まあありていに言えば、「私の大家さん及び周囲の人々(主にローカル民)からの評判が下がることを危惧した」結果ではないかと推測致しました。あとは、ローカル民(もしくは、それによる教唆)によるしかるべき団体へのタレコミを恐れた可能性もある。
まあ、同胞コミュニティというよりも、ローカル民からの評判を気にする悪徳業者(!)は多いのではないかなと。なぜなら、一般的にローカル民は現地(州)の法律等に詳しく、それに触れているケースが合った場合、どこにレポートしたら良いかといったことを熟知しているからですね。
これは日本でもどこでも同じですね。

さらには、特定の国のコミュニティ(ここでは日本人コミュニティ)内だと揉め事を避けるために見過ごされるようなケースでも、ローカル民はそんなこと知ったこっちゃないので「それはおかしい!」とハッキリ切り込めるわけです。
だから、留学生でもワーホリさんでも、私は最初にホームステイした方がいいんじゃないかなーと思うわけです。(もちろんファミリーがバリバリの移民だったり、ドライな人だったりする場合もあるので絶対ではありませんが…)

たとえばバイト先で違法な条件下で働かされてたり、次に引っ越す家の契約条件が法律に違反していたりしたら?「それはおかしい」「ここに相談してみたらいい」とアドバイスをもらえたらだいぶ違うと思うわけです。もちろん学校やエージェントに相談できるケースもあるだろうし、現地の友達、パートナーでもいいとは思いますが、やっぱりある程度、経験値の高い(そして損得勘定なしでものを言ってくれる)ローカル民の知り合いがいたらだいぶ違うだろうなあと。

なんか長々と書いてるわりに、読むと「当たり前やがな」ってことばっかりなんですが…

前から書こうと思っていた内容ではあるんですが、どうして今回実際に書くに至ったかというと、コロナになって仕事にいけず「ああ生活費が…」と絶望に打ちひしがれていたところ、大家さんの孫とその同居人が「州のファイナンシャルサポートがある!」と(大家さん経由で)教えてくれたからなんですね…
私の職場や友人達でもコロナにかかって仕事を休んでいた人は多いんですが、一度もそういった情報を聞いたことがなかったもんで… ああ、やっぱりローカル民の情報網よ!と思ったわけです(まあ厳密には別にローカル民じゃなくても探せる人は探せるのだろうけど)。

だからといってそういうメリット目当てに知り合いや友達を作るなんて失礼にもほどがあるんですが、まあとりあえず、海外生活、こういう側面もありますよ、というお話でした。

あ、あとコロナはたとえ軽症で済むとしても、かからないにこしたことはないです!みんな、全力で感染予防しような!(といっても私は一体どこで感染したのかさっぱり分からないのだけど)










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