「冷やかす」文化

前回、Surface go 2 を買って浮かれトンチキなブログを書いたとたんに在宅勤務が決まり、あー、調子こいてると本当にバチが当たるんだなと久しぶりに痛感次第です。まあいいんですけどね。いい大人なので、あんまり調子に乗らないように、しっとり生きたいもので
すね。(ていうか、なんかBloggerが地味に地味に改悪してて、どんどん扱いづらくなってきている気が… ワードプレスをマスターせよという神の思し召しなのだろうか…)
さて今回のタイトルですが、例のごとくライトな日本ディスりにつながりますので、気に食わない方はここで閉じて頂くことをお勧めします。

カナダに来て、子供と触れ合ったり観察したりすることがほぼまったくない生活なんですが、(そもそも日本にいる時からないですけどね。まあ、友達の子どもと会ったり、近所の小学生どもとすれちがったり?)ちょっとここ数カ月で、軽く衝撃を受けるようなことが二つありまして。

一つは、友人とドライブに出かけた時のこと。とあるレストランの屋外スペースで飯を食っていたところ、どこからやってきたのか、10歳くらいの男の子が一人現れ、モサモサと食事をとっていたわたくしたちにちょっと離れたところから、「お店に入ってもいいの?」と声をかけてきたのである。(コロナ関連で、って意味だと思う)
「イーンダヨ」(志村氏に合掌)と答えつつ、それだけでわたくしたちは軽く衝撃を受けていたのであります。
周りに他に誰もいなかったとはいえ、怪しいアジア人二人連れに、10歳ほどの少年が、臆することなく、ナチュラルに声をかけてきたのである。(ていうかホントにどこから来たんだ?妖精か?っていう疑問はあるが、おそらく近所の子がおつかいでテイクアウトでもしに来たのでは?という憶測)
で、在住歴の長い友人が、「ていうかこっちの子たちって、ホントにフレンドリーで、若い男の子とかでも、全然シャイじゃないし、親切!」と力説するのである。
そういえばそうかもなあ、とそのときはあんまり深く考えずに、ただ聞き流していた。肯定も否定もできるほどの体験を私はしていなかったので。

で、それから数週間後。
勤務先からトコトコと歩いて帰宅していた私の眼前に、14歳くらい?のかわいい女の子と、かわいい女の子が並んで喋りながら歩いてくる様子が飛び込んできたのである。
それだけで、私はまたしても軽い衝撃を受けてしまった。
そ、そ、そんな年頃の男の子と女の子が!一緒に!歩いていたりしたら!!!クラスメイトに殺す勢いで冷やかされるぞ!!!と思ったのである。
日本だったら、中学1年、2年になったくらいの子たちである。そんな年頃のボーイとガールが、なんのてらいもなく、ナチュラルに会話しながら、ふっつうに歩いているのである。
(いや、私のリアクションが大げさすぎるのかもしれないけどさ)(そして彼らはまったく似ていなかったので、きょうだいとかでもないと思う。ていうか、日本だったらきょうだい同士でも嫌がるかもね)

そして、こういうことを経て、なんか思ったのである。
そうか、こっちの子たちには、「冷やかす」っていう文化がないんだ。
たとえば道端でお年寄りに親切にするとか、男の子がお母さんと一緒に歩いていたりしても、それは当たり前のことであって、それに対して「ヒュー!」とか言う風潮がいないんだなと。

もちろん実際はよく知らんけどね!

前にツイッターで見たけど、こっちの子たちには反抗期ってあんまりないらしい。
そりゃあ、思春期特有の感情のゴチャゴチャとか、親には言えないこととか、そういうことはたくさんあるのだろうけど、理由もなくいきなり「お父さんウザい!」とか「うるせえババア!」みたいなことは無いと聞いた。知らんけど…
で、めっちゃ少ないサンプルながら、以前ホームステイしていた家のティーンエイジャー(兄と妹)も、確かに両親と普通に仲良かった。妹の方は時々荒ぶっていたけど、だからといって親に暴言ぶつけたりはしていなかった。
って、これは「冷やかし」とはあんまり関係ないが。
(もちろんこちらにも非行に走る若者や、親を愛せない子供たちはわんさかいますが、そういうのはそもそも家庭に問題があるケースが多いんではないかと。意味もなく親に反抗する、っていう感じがあんまりない気がする)

でも日本だと、年頃の子、特に男の子が家族と仲良かったりすると、なんか冷やかされる空気があるじゃん。ましてや女の子と歩いてたりしたら、すごい勢いで周りが騒ぐじゃん…
多分、こちらにはそういうのがないんだろうなと。宗教とかの関係?

それにしても、なんで日本には「冷やかす」文化があるんだろうなあ、と思ったわけです。
やっぱり、周りのことを過度に気にするからなんだろうか。
もしかしたら「羨ましい」という気持ちを、ひねくれた方法で発露しているのかもしれない…
「冷やかす」だけじゃなくて、「嘲笑する」文化もあるよなあ
(言うまでもないですが、カナダにはそういう風潮が一切ない、というわけではありませんよ)
たとえば、海外に挑戦する芸能人に対して、「何がしたいの」とか「今更無理」とか…
インスタに自撮りアップしまくってる人を揶揄したりとか。まあ確かに固執しすぎててアホっぽく見えることもあるけど、それをわざわざこき落と必要はないよな。所詮他人事。


考えてみると、冷やかし、って本当にイヤなカルチャーだなあ。
好きな人と仲良くしたり、好きなことを追いかけたり、自分のことを好きでいたり、それってむしろもっともっと前向きに受け止められないと駄目だよなあ。

あと、「自嘲」とか「自虐」もすごくイヤだわー。
謙虚でいることは悪いことではないけど、行きすぎたり間違った方向へ進むと、ホントろくなことにならないと思います。これ、日本にいたときは私もバリバリやってたんで、今も油断すると出そうになります。ついうっかりと「こんなババアが」とか自分のこと言いそうになったりするので、気を付けないと。

そういうカルチャーに染まってしまうと、知らず知らずのうちに自分の首を絞めて生きづらくしてしまうので、マジで普段から用心しないと危ないなと思う。
そして、そういう言動をしている人が身近にいたら、気まずくてもやっぱり「そういうのやめなよ」って言うことが大事なんじゃないかなあ。なかなか難しいけどね…

というわけで、今日は日本の「冷やかす」文化について思いを馳せてみました~
相変わらず、だからなんだって感じの内容ですが、これからもこんな感じでグダグダ書いていきたいと思いまーす☆(謎の終わり方)





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