留学先で日本人との人間関係をどうするか
先日、日本人の若者の話を聞いていて、ウヘェと思ったことがあったので書きます。
わたくしが今いるカレッジは、そこまで「日本人だらけ!」ということはないのですが、やはりそれなりにボチボチと日本人の学生はおります。
前にも書きましたが、わたくしは彼らと年齢差があまりにも大きいため、意識的に距離を置く… までもなく、ほとんど関わることなくここまでやってまいりました。
なので、彼らとの交流はまったくといっていいほどなく、学内でたまに気を遣って挨拶してもらっている、という程度です。当然、なんのトラブルもございません。
しかし。
やはり若者たちの中では、いろいろいろいろあるようで…
カナダに来てまで一体何をやっているのか… と思い、あきれて聞いていたのですが、果たして自分が彼らと同世代だったらどうなっていたことか。
まあ、トラブルの中身は他愛もない、しょーーーーーもない話だったんで割愛しますが、なんでこんなことになってしまうのかなあと、自分が二十歳そこそこだった頃のことを思い出したりしながら考えてみました。
別にそんなドロドロしたことなかったけどなあ。
で、一つ思い当たったのが、日本人コミュニティの異様な狭さにも起因しているのではないかと。
〇〇ちゃんの友達の△△ちゃんと、××くんが付き合ってて、その友達の◇◇くんは□□ちゃんと付き合ってて… みたいなケースがめっちゃ多い!
なので、ちょっとした話でも瞬時に伝わってしまうようだ。
で、たとえば〇〇ちゃんと△△ちゃんの間にトラブルがあったとして、〇〇ちゃんが□□ちゃんにそれをグチると、その仲間たちにワッと広がり、結果、△△ちゃんが孤立する… みたいな… おそろしい…
ここで大人だったら、「ふーん、でも私は△△ちゃんの側からの話を聞いてないからなんともいえないな」と、あくまでも中立でいられたり、もしくは「ふーん大変だね」で、ひとごととして特に態度を変えるわけでもなく、〇〇ちゃんとも△△ちゃんとも付き合えると思うのだが、そこはいかんせん、まだまだお子ちゃまの彼ら。
「そんなこと言うなんて△△ちゃんひどい!」と盛り上がってしまい、みんなで一斉に冷たくなったりということがあるようだ。アホらし…
これが日本だったら、「ちっ、まあいいか。バイト先の子と仲良くすれば」とか「まあ、高校時代の友達と遊べばいいか」となるところが、人間関係のオプションがそこまで多くないため、どうしても孤立してしまいがちになるようだ。怖いなあ…
つーかお前ら… 日本人同士でそんなことしてないで、もっと他の学生と交流しろよ!と思ってしまうのだが(偉そうに言える立場ではないが)
で、もしも自分が彼らと同じ世代だったら一体どうするのがベストなのだろうと考えてみたのですが、やはりこれはもう、距離を置くしかない。これに尽きると思います。
そうはいってもなかなか難しいだろうし、特に来たばっかりの頃など、右も左もわからないので、どうしても同じ日本人に頼りたくなってしまうことも多かろうとは思う。
が、しかし!そこでグッとこらえて、他の留学生に聞いたり(大抵適当なこと言われて痛い目に遭うのがオチだが…)、学校のスタッフに聞きに行ったりするのが良いと思う。
英語を伸ばす機会にもなるし、知り合いも増えるはず…
そう、前にも書きましたが、留学中は一人行動をためらうな!ということですね。
日本人に頼って、ダンゴになって、一緒に行動してればそれは安心だし、楽しいだろう。
しかしそれではいつまでたっても英語は伸びない(事実です)し、学べることも少ないと思う。
一人で淋しい思いをすることもあろうが、そのうちに他の留学生や現地の学生と仲良くなって、少しずつなじんでいけるはずなのだ。私もそうでした。まあ、結局みんなアジア系だけどね…(ネイティブの友達を作るのは本当に難しいっす… スポーツとか音楽やってたら違ったかもな…)
というわけで、留学先で日本人同士つるんでもロクなことはないよ、というお話でした。
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