ピエール瀧とかいろいろ(つづき)


(note pad にコピペしてちょっと置いておいたらへんな余白がいっぱいできてしまった)

今回Twitter界隈を見てて、印象的だったのは、「薬物に手を出したら人生終了みたいに言われてるけど、意外と普通に生活できるじゃんと思ってしまった」的なツイートでした。
正直、ウッとなりました。
その通りすぎて。



これ、のりピーの時もちょっと思ったんだよね…

彼女も、傍目からはクスリなんてやってるようには絶対に想像できないほどお肌がつるピカで、はつらつとしてて、そこらの同世代よりよっぽどキレイなわけで。(って実物は知らんけど)
ピエール瀧も、20代から摂取してて、でも、もちろん傍目には分からず、しかも、やっていない時期もあったって、完全にコントロールできとるやんけ!と。
まあこれはクスリの種類とかいろいろ要因はあるんだろうけど。

更に、ニコチンやアルコールの毒性や依存性、禁断性とかのデータを見てしまうと…


我ながら驚くべきことなんですが、「クスリって… なんでダメなんだっけ…」と思ってしまったのです。


他によく言われるのが、「クスリはマフィアとか暴力団の資金源になるからダメだ!」ということですが、カナダなんかはそのへんを解決するために合法化したという経緯があり、じゃあ、だったら日本でも、政府やまともな会社が管理するようになったらいいのか?っていう話になる… 

(これもTwitterで強烈な皮肉で「日本人は税金で爆撃機とか買ってるけどな」っていうのがw いや、笑い事じゃないんだけど)

あと、よくあるシャブ中のイメージで、半狂乱になって刃物振り回したりっていうのがあるけど、あれもどこまで本当なのか… 
クスリをやるとみんながああなってしまう、っていうんだったら、そりゃあ規制しないとね!ってなるけど… まず、大麻はならないよね…

それに今回のピエール瀧の件を見ていると、彼は完全に自分自身をコントロールできていたし、仕事もきっちりこなしている…
(まあ、逮捕されなかった場合、その後どうなっていたかは誰にも分からんが)


そして、体に害があるのは、酒やタバコも同じことだ。(もっといえば砂糖とか?)
それよりも毒性や依存性が低いクスリ(何があるのかしらんけど)の何がダメで、どうしてピエール瀧のようなケースがあそこまで大騒ぎされてしまうのか…


酒浸りになって生活がグズグズになっていく人とか、ちょっと違うけど、ギャンブル依存になってボロボロになってしまう人、そこから犯罪に走る人だっているじゃないかと。
なぜクスリだけダメで、アルコールやタバコはいいの?
逆にいえば、アルコールやタバコはいいのに、なぜそれよりも依存性や毒性の低いクスリはダメなのか?煽りじゃなくて、その根拠がマジで分からなくなってしまったのです。


さらに、彼の出演作や、電グルの作品の販売自粛についても、各方面からいろんなことが言われていて、その中に「被害者のいる事件とは違って、彼は誰も傷つけていないので、彼の出演作を引っ込めるのはおかしい」という声。

そうなんだよな…

新井某のように、ピエール瀧の件は被害者がいるわけではないのだ。

あくまでも彼のケースに限るが、彼は数十年の間、一人でこっそり薬を摂取しながらも、誰も傷つけることなく、誰に迷惑をかけるでもなく、普通にいくつもの仕事を成し遂げてきたのである。

等々考えていて、なんだかよくわからなくなってしまった。


歩きタバコして副流煙まき散らしたり、タバコ持って歩いてて子供を失明させたり、酒飲んで暴れて暴力事件起こしたりする人は後を絶たないのに、酒やタバコはいっさい規制されていない。
片や、ピエール瀧のように、ひっそりとクスリをたしなみつつ、穏やかに?暮らす人が、「犯罪者だぁ!」と大騒ぎされてしまう現実。

なんだかよくわからない。

(余談だけど、アメリカとかカナダって一般的に、公園とかで飲酒することは禁じられている。なのでそれに慣れると、日本で駅でさえも酒売ってて、飲みながら電車待ちしてるとか、かなり異様な光景に見える。欧米かぶれといわれればそれまでだが、そこまでして飲みたい?と… これもまた追って書こう)

ただ、いろいろ考えていて、一つだけはっきりと思ったのは、クスリをやることによって、確実に「人生におけるリスク」は高まるということである。

これはクスリに限ったことではなく、酒もタバコもギャンブルも何でも同じである。
もちろん嗜好品にも限らない。
出会い系とか、クレジットカードを持つこととかも関係あるかもしれない。(ないかもしれない…)

全然なんの実情も知らんで適当に書いてますが、たとえば今の日本でクスリを手に入れようと思ったら、どうしても、ヤバい世界の人々と関わらざるを得ない。その時点で、ものすごいリスクを背負うことになる。
特にピエール瀧のような有名人なら尚更である。たとえ貧乏な一般人であっても、ヤバい界隈の人々は、ウシジマくんの世界ではないが、借金させてでもクスリを買わせ続けようとしてくる可能性だってあるのだ。
まー想像でいろいろ書いてもしょうがないけど、日本国内に限らず、クスリをやるということには、こういうリスクを自ら増やすことになるのではなかろうか。

うーん、じゃあカナダみたいに国がしっかり管理してて、気軽にクリニックとかで買えるようになればいいのかっていうと…
どうなんだろうか。

やっぱり酒を飲んだりするのと同様に、何かしらのリスクは出てくると思うんだよな。
たとえば同じアルコールに関してでも、しっかり自分をコントロールして飲める人もいれば、止められなくなって、仕事があるのに飲んでしまったり、生活が破綻してしまうような人もいるし。
でも何が両者を分けるのかは、結構不確定なわけで。
最初からクスリに手を出さなければ回避できるリスクというのはあるだろうな、と今日のところは思ったわけでございます。

(少なくとも今の日本では、クスリをやることはそもそも違法である。そういうことを、ピエール瀧がしていたのがショックであった、ということも言えるかもしれない…)






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