留学は大人こそすべきなのかもしれない

大人留学は万人には勧められないとか言っておきながら、このタイトルは何じゃいという感じなんですが…

先日、珍しく日本人の集い的なものにお呼ばれしまして、楽しくごはんを食べてきました。
で、一人を除いて3人とも初対面の方ばかりだったのですが、ふたを開けてみたら皆さんすでにこのカレッジを卒業して、カナダで働いている人ばかりでした。

（主催の一人もすでに就労中）
さらに、全員30代半ばと、アラフォーにとっても話しやすい年齢層で、とても良かった…
（もうアホな二十歳前後の若者たちのアホな話を聞くのには疲れたよ…）

で、それぞれ紆余曲折を経て、それなりに今の生活、そしてこれからについて考えていて、いろいろと考えさせられる経験でもありました。

前にも幾度となく書いてはいますが、私の周囲の日本人の若者たちは、みんな軒並み「早く日本に帰りたい」っていうスタンスなんですよね。
カレッジにわざわざ留学して、ちゃんと卒業するような子ですら、そんな感じなので、私は結構衝撃だったんですが。
留学エージェントで働く知人いわく、「カレッジに留学するような子たちは腹括って来てる」ということだったんですが、全然そんなことねーなと私は周りを見ていて思っていました。
っていうことは、語学留学とかワーホリの子たちは、もっと軽いノリってことだわな。
まあ、別にそれでいいと思いますが…

もちろん、アラサーでもアラフォーでも、留学する前から、あるいは実際に留学してみて「なんじゃこりゃ」と思って早々に帰国する人たちもそりゃあ中にはいるでしょう。
しかし先日の面々を見て、そして話を聞いていて思ったのは、やっぱり、大人になってから、社会人になってから留学した人たちというのは、やはりそれなりに思うところがあって、それなりに覚悟をもって来ているわけですよ。

どっちがいいとか悪いとかではないんですが、それでも、どっちが実りある留学になるのかと考えると…　ねえ…　

若くて、実家もそれなりに余裕があって、「留学してみたーい」と思ってサクッと来てみたはいいが、遊ぶところもないし、おしゃれな服とか雑貨を買えるようなお店もないし、不便で住みづらい。家族や友達もいて、なんでもそろう便利で楽しい日本に早く帰りたーい、ってなるのは、よくわかる。
自分も20代だったら、そうだったかもしれない…　

先日会った面々に、どうして仕事を辞めてまでカナダに来たのか聞いてみたかったのですが、初対面であんまりグイグイ行くのも…　と思い、残念ながらリサーチできませんでした。
機会があったらいろいろ話を聞いてみたいなあ。

面白いのは、そのうちの二人は私と同じように、「ずっとカナダに住みたいかどうかと聞かれると、それはわからない」「けど、永住権には一応アプライしたい」というふんわりしたスタンスでした。
なんていうのかな…　このへんの「先のことはわからん」という感じが、大人の味わいだなと（意味不明）

相変わらずグダグダな文章で要点が定まらないのですが、彼らと話していて感じたのは、

• 大人留学だからといって、後がない！という悲壮感は無い。
• 留学や海外生活について、ヘンな期待感がなく、冷静。
• カナダに絶対永住したい！というガツガツ感も希薄。

ということです。
まあ、彼らがスキルのある、優秀な人たちだから、というのもあるかもしれませんが…


うーん、なんでタイトルのようなことを思ったのかうまく説明できないんですが…

二十歳くらいの子って、自分が何をしたいのか、この先どうなりたいのかってことが全然分かってないことが多いと思うんですよ。もちろんそれはアラサーになってもアラフォーになってもあんまり変わらんのですが、それでも年齢を重ねるにつれ、「あ、自分はこういうことが向いてるんだ」「自分はこういう環境で暮らしたい」ってことがだんだん見えてくるんではないでしょうか。で、その延長線上で留学を選ぶと、やっぱりその先にちゃんと未来がつながるというか。

若い頃はなんとなく「留学してみたーい」「皆がしてるから」って感じで来てしまい、そこで「私にはこれだ！」ってなる子もいるだろうけど、ほとんどの場合、「つらい」「つまらない」「やっぱり日本が一番！」みたいになってしまうのではないかと。

（もちろん若くてもめちゃくちゃしっかりしてる子はいる…　計画的に大学入って、専門職に就けるような優秀な子とか…）
（そしてアラフォーになっても、私のようにあんまり深く考えずにぼんやり生きている人間もたくさん…）

なのでやはり結論としては、大人なら誰でも留学すべきというわけではなくて、日本でなんか違うと思ってる人とか、海外生活や留学に少しでも興味を持つ人なんかは、やっぱりやってみるとええんちゃうかなと思います。

もちろん、カネをちゃんと用意して。
頼れるものは自分自身と、おカネです。


と、結局なんだか薄汚い感じで終わります…


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