カナダ永住権への道⑫

 


なかなか話が進まないシリーズ。かといって現実でもなかなか進展がないので、それくらいでちょうど良いのかもしれない。
前回は、本命のはずのPNPには何の動きもなく、逆に、偶然申請することになった TR to PRの方で、今年の2月にようやく!チラリと進展があった、というところまで書きました。

前回→ カナダ永住権への道⑪


前回も書いた通り、TR to PRに申請したのが去年の5月6日。PNPのフェデラルプロセスに申請したのが7月1日。そこからまったく何の動きもなく、予約を入れていたメディカルチェックを11月に受診、年が明けて2月にやっと、TR to PRの方で、「Medical passed, your application is progressing」と初のアップデートが!(その数日前に、自分の申請とオンラインのアカウントがリンクできて、進捗状況を確認できるようになったのです)

が、しかし、そこからはいずれのプロセスも、岩のごとく何の動きもなし。毎日アカウントにログインしては、失望してため息をつく日々。

そんなある日のこと、私よりも3ヶ月ほど先にPNPにアプライしていた友人が、なんとAORを受け取り、そこからトントン拍子にコマを進めていったのです!

今改めて振り返ると、その友人(実際は旦那さんが申請して、私の友達はパートナーとしての申請だったので、申請者本人ではない)は、例外中の例外といえるほどラッキーだったという結論になるのだが、ホントにサクサクとプロセスが進み、6月?7月頃には晴れて永住権をゲットする運びとなったのです!

かたや私。相変わらず何の進展もない。同じPNPなのに、AORすらない。

で、同じ州のPNP(厳密には別のストリーム。更に私はしょっぱなにレイオフされてけっつまづいたため、無駄なブランクが生じてしまったのだが)で、何でこんなに差が出るの⁉と、考えた結果、わたくしは己がおかした重大なミステイクに気づくのです…

それは、彼ら夫妻は、ペーパーベースで申請していたのに対して、数ヵ月遅れで申請した私は、始まって間もなかったオンラインベースで申請していたこと。
当時は単純に「オンラインの方が紛失とかの心配もないし、処理も早いべ」と思ってのことだったんですが、それが完全に裏目に出たなと(※単なる推測です)。
よく考えてみれば、当時は「ペーパーベース(=オンライン申請が始まる前に申請したので、時期が早い)こっちを終わらせてから、オンラインベース(=申請時期が後)に着手する」のが自然の摂理。

ああああああー!良かれと思ってやったことが、完全に裏目に出たーーーー!!!
と、完全に絶望の淵に立たされました…(※単なる推測です)。

そしてその推測が的中したのか否か、恐ろしいことに申請から15ヶ月、つまりは1年と3ヶ月経った現在でも、AORすら届いていません…(つまり私の申請ファイルは着手すらされていない状態)
ちなみに、IRCCのサイトでPNP(non EE) の平均プロセスタイムは当時、27ヶ月…(これ、各州でのプロセスタイムは含みません。ノミネートされて、フェデラルに申請してからの処理時間です)つまり、普通に2年以上かかると!ポスグラの期限切れるわ!!!

(これ本当に切実な問題だと思うんですよ。なぜならPNPってどの州でも短くて半年、通常なら1年の就労経験がないと申請できないんです。卒業後すぐに就職できていたとしても、申請時点ですでにポスグラの1/3の期間は過ぎてるわけで。そこからすぐに申請したとしても、州のノミネーションを経て、プロセスタイムが27ヶ月もあったら、普通に考えてワークパーミットが切れてしまう… ポスグラは原則、延長不可。もちろん雇用主がビザサポートしてくれればよいけど、そうじゃなかったら…?失業した時点で、PNPの場合は資格喪失となるのが基本なので、全部パーになる…?あり得ん!)←冷静に考えたら、BOWPがあるよな… と気づきました。(2023年1月22日加筆修正…)

というわけで、さすがにIRCCもヤバいと気づいたのか、夏に、ポスグラに関してこれまたビックリなアナウンスがあったわけです。
簡単にいうと「ポスグラの期限、延長するよ~」というものでした。

いや、これの背景としては、パンデミックで留学生やワーホリ勢、そして海外からの temporary workerが激減してしまい、国中が深刻な人手不足に陥った、ということが大きいとは思うんですが、とにかくIRCCは、卒業後もカナダにとどまって働いている元留学生たちを引き留める作戦に出たわけです。
実はこれ、以前にも一度同じ特別措置がアナウンスされたことがあったんですが、当時は私は条件(〇〇年〇月~△△年△月の間に卒業した人~みたいな条件)に該当せず、チェッ!と思ってたんです。それが今回は、ドンピシャで当てはまり、よっしゃー!となりました。

しかし… その間も相変わらず、どちらのストリームとも動きなく…

ついに私は、とある禁断の一手を講じることになるのです!
(嘘です。禁断ではないです)

つづく!




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