自分には何も特技やとりえがないという悩み
ちょっと真面目かつ重ためのタイトルですが。
これ、結構多くの人が抱えている悩みなのではないかなあと。今の世の中、「好きなことをとことん極める」「専門性を持つ」等々が、ものすごく評価されてて、「なんでもそこそこできる」とか「平均的である」ことが、後ろめたいような感じすらある。さらに、「自分には何の得意分野もない」「特別なスキルがない」と悩む人も多いと思う(あたしだよ!←古すぎてもはや誰も分かってくれない)
駄菓子菓子。
そういう人たちにはまず、この Ted 動画を見てほしい。
見ていて私は目から鱗が落ちる思いであった。
いろんなことをして良い。
一つのことだけを生涯かけて追求したり、極めなくても良い。
同時に2つ以上のことをして暮らしている人たちが大勢いる。
そしてこの動画の素晴らしいところは、スペシャリストを否定していないこと。
スペシャリストと、マルチポテンシャライトのタッグを推奨している。
とても合点がゆく動画なのである。
が、しかし。
見ていて、余計憂鬱になった人もいるかもしれない。
「自分は『ある程度』すら極められないし、この『マルチポテンシャライト』のように、次々と何かに興味を持つこともない」と。
私もどちらかといえばそうである…
この Emilie Wapnick さんという人のように、次々といろんなことに興味を持つわけでもなく、興味を持ったとしても、のめり込んである程度習得する、というレベルまでいかない。
日本だと、若い頃は音楽とかスポーツとか趣味があったけれど、社会人になって仕事が生活に占める割合が高くなるにつれ、いつの間にかやめてしまった、興味を失ってしまった、という人も多いかもしれない。もしくは、単純に趣味にエネルギーやリソースが割けない、とか。
たまたま偶然、ツイッターのフォロイーさんに↑の動画を紹介したところ、また別のフォロイーさんが、これまた目からウロコが落ちるような素敵なリプをくださった。
このフォロイーさんにはもちろんお会いしたことはないのだが、アメリカに住んでいてすごい経歴があって(ネットで検索すると出てくる)だけどめっちゃ気さくで、いつもものすごく明るいので私は心底尊敬しているお方である。
その方がくれたのは、「みんなで合わせれば良くない?みんなの長所を合わせて、一緒に頑張ったらいいんだよ!」というリプだったのです。
なんかすごく単純だけど、そうじゃん!と。
社会とか組織って、本来そうあるべきものだったじゃないか!
で、そこで私はまたハッとなって、数日前に見かけた誰かのツイートを思い出し、さらにリプを返しました。
「友達とか同僚と、お互いの長所や特技を教え合うのもいいね!」と。
これ、誰のどんなツイートだったか、具体的にまったく思い出せないのがクヤシイんですんが…
すごく良いアイディアじゃないですか?
「自分には特技やスキルなんてない」とか「自分には取り柄がない」なんて思っている人だって、傍から見れば絶対光るものを持っているはずなので。(断言)
ただ、それをどう生かしていくのか、(そもそも教えてもらっても「そんなことないよー」と思ってしまう人も多そうだ)というのは個々の課題なんだよなあー
なんてボヤボヤ考えていたところ、興味深い記事をネットで見つけたのでございます。
続く。