カナダにいて恋しくなる日本のアレ
こういうタイトル、本当に嫌いで、自分だったら「こんなタイトルつけやがって。絶対に開いてやるもんか」と思うんですが、良いタイトルが浮かばず仕方なく…
まあ今回もまた、どうでもいい与太話です。
さんざん日本のことをディスりまくりの私が、唯一(?)恋しくなる日本のものについて書きます。
それは何かというと、畳です。タタミ。
あれは良い。
日本にいた頃は嫌いだったけど、今思うと、畳はすごい。
夏が近づいてきたからそう思うのかもしれないが…
何しろ、床にそのまま座れたり、ゴロンと横になれるのって素晴らしい。
フローリングは痛い。
寝転がることなんてとてもできない。
そのためにカーペット敷いたり、ラグを敷いたりするなら、最初から畳で良いではないか。
メンテもラクだし。
何しろ、香りがいい。
真新しい畳の匂いを長らく嗅いでいないのが淋しい。
(でもあれを「臭い」という人もいるらしい。衝撃である)
年月が経って傷んできたらひっくり返せるというのも素晴らしい。
あと、私は実際使ったことはないが、丸いちゃぶ台というのも合理的で素晴らしいなと思う。なぜなら、何人でも変わらず使うことができるから。
丸テーブルだと、椅子が必要になるので、やはり畳に丸いちゃぶ台が勝ちである。
杉浦日向子さんの言葉だったか、江戸時代の長屋の合理性について、「いわゆるワンルームで、布団を敷けばベッドルームになり、お客が来れば客間になり、」みたいなことを言っていて(全然違うかも)とても納得したことがある。
とにかく畳は良い。
なのに、最近の日本の間取りを見ていると、畳の部屋がどんどん姿を消しているので少し悲しい。
あんなにいいものを。
赤子や幼子をごろんと転がしておけるのだぞ。(そうか?)
テレビ見ながらビール飲んで、そのままごろんと寝転がれるんだぞ。
友達を呼んでタコパだってできるぞ、何人呼んでもいいんだぞ、畳なら(…?)
ていうか昔ながらの日本家屋って、本当に素敵だと思うのですよ。
まあ、実際住んだら色々大変かもしれないけど…
(話は飛ぶが、最近インスタで新居を建てる/建てた人のポストを時々見る機会があるのだが、なんか… 家に帰ってもオフィスビルとかレストランみたいな造りで、落ち着かないなあと思ってしまう… まあ、スタイリッシュで素敵なんだけどね… )
というわけで、畳はいいよ。カナダにも広まればいいのにな、畳。