カナダ永住権への道④
ハァ~、日々の仕事に忙殺されて、久しくブログを書いておりませんでした。夏はやっぱりレストラン業は忙しいですね~、そして人手不足が追い打ちをかけるように襲ってきて、もう毎日てんやわんやでした。でした、というか、今も尚、人手不足なんですけどね…
正直、このブログもすっかり忘却の彼方に消え去っておりました。
別に誰も待ってないのは分かってるんですけど、とりあえず標記の件の続きを書いていきたいと思いマース。
そんなわけで、2020年の12月。PNPに申請をすべく、必要書類を当時の職場の上司に2丁お願いしておりました。一つは職務内容を証明するためのジョブディスクリプション。そしてもう一つは、申請用の提出書類。
そう… ここで違和感を持たれた方は鋭い。そして正しい。
ジョブディスクリプションとは、本来、就業開始時に発行されるべきものですよね…。仕事内容や就労時間、給料や休暇についての詳細が記され、雇用主と労働者側が合意して始めて就労が開始となるのが本来のあり方のはず。
それが… なかったんですよねぇ…(遠い目)
私もカナダに来て初めての就労ということで、そのへんのことを全く分かっておらず、実際こういう状況になるまでたいして気にしてこなかったのです。ま、小さい会社だったというのもありますが… このへんのことを書くとさすがに身バレしたときがアレなので、今はホンワカとさせておきます。
で、その2通の書類がどういうわけかなかなか出てこない。おかしい。
直属の上司(マネジャーとしておきます)は、私の永住権申請に当初からノリノリで(スカイプ面接したのもこの人)「他の書類も早めに揃えておきなよ~」とさえ言ってきていたのです。
で、そのマネジャーが例の書類を作成し、社長(実務については何も知らず、マネジャーに丸投げ)にサインをもらうだけのはず。
それが出てこない。
そして、どうなっていますかとマネジャーに聞くと、なんかモゴモゴしとる。後日さらに催促すると、「社長が本当にノム子がずっとこの会社で働いてくれるのかと心配している。永住権を取ってすぐに辞めてしまうのではないかと」と…
正直、ハア?と思いましたね。
まあこのへんのこともあまり詳しく書くとアレなんですが、私にしてみたら、何で今更そんなことを?という気持ちが8割で。まあ、分かるけれども、分かるけれども、だけど何で今⁉
確かに、ジョブディスクリプションにも、申請用の書類にも、「ノム子をパーマネントかつフルタイムで雇います」と明記せねばらなんのですよ。社長はそれを書くことによって、もしも私をレイオフ等したときに、訴えられたりするのではないかと、その一点を恐れたわけです。(だから雇用時に出しとけっちゅうねん)
しかし普通に考えれば、そんな文言、別にたいした効力がないことくらい分かりそうなもんです。あくまで建前でしかない。しかも今、こんな未曽有のパンデミックで、「パーマネントで雇うって言ったのに!ここに書いてあるのに!」って訴えると思うか…?アホちゃう…?と、おそらくマネジャーも同じことを考え、社長にも話したはずなんです。
が。
ついに、マネジャーもさじを投げたのか、「社長と一度話してください」と逃げ腰に。
これは…
もしかしてアカンのではないか…
永住権のために、あんなことやこんなことにも耐えてきた(最初は取るつもり無かったけど、前向きになった頃から、いろいろあった…)というのに、「書類揃えておいてね~」と数日前まで言ってきていたというのに、この流れは…
これはもしかしてホンマにアカンのではないか。
そして… とうとう、運命の日がやってきたのであります。
(すみません、引っ張るつもりもなければオチも自明なんですが、なんか長くなってしまったので次回に続きます)