化粧の呪い
うっかりしていたらちょっと間が空いてしまいました。
本業に復帰した途端このざまですわ… 毎日ブログ更新してる人とか、本当にすごいなあ。
忙しくないのに、なんだかバタバタしているので、今回はサクッと書きます。(と言って毎回長くなってるけど)
化粧についてです。そしてやたら物騒なタイトル。
以前こんなブログを書きました。
女性だけが、美しいとか美しくないとかジャッジされるのはなぜなんだ、というような内容です。
さらに先日、こんなことも書きました。
カナダに来たら、いろんな意味で外見をどーこー言われたり、気にする必要がなくなって、とってもラクになったというようなお話です。
まあ、そのへんに関連するお話なんですが、例のごとくツイッターを見ていたら、こんな動画が物議をかもしておりまして。
(心情的にはあんまり拡散したくないんですけどね…)
最初見た時には、単純に「コロナで化粧品メーカー必死ワロスワロス(死語)」くらいにしか思わんかったんですが、よくよく考えると、よくまあこのご時世に、こんな動画ぶっこんだなと。
kutoo 運動とか、脱コルセットとかが巷をにぎわしているご時世で、こんな動画流すって、わざとなのか、相当トロイのか…
ツイッターの中には同意できるものもあれば、うーんというものももちろんありましたが、せやせや、と膝を叩いたのは
「女は化粧しないと就職も昇進も不利だから、『生きるために』っていうのはホントその通りだな」という切れ味抜群のイヤミとか、
「生きるために化粧するなら、化粧してない男は死んでるの?」という素敵な煽りとか
「化粧する男性は出てこないんだね」という純粋かつ真っ当な声でしたな。
あとこれは的外れかもしれないんですが、化粧の広告に、いろんな民族のそれを使うのは違うだろ… とわたくしは思いました。
(まあそれらについても女性しかフォーカスしないあたりに何かが隠れている気がしなくもないですが)
少なくとも「化粧はマナー」と言われてしまう日本の世の中にそれは違うダロウ!(厚切り)と言いたかったです…
で、ここからが本題です(長い!やっぱり長い!)
カナダに来て、外見にそれほど構わなくなって良くなったために、とても生きやすくなったというのは前述の通りです。
化粧についても同様です。
と、言いたいのですが…
残念ながら、私は未だに真のすっぴんで外に出ることが、どうしてもできないのです。
これは結構前から自覚していて、「ああ、日本で刷り込まれた呪いは相当根深いなあ」と、出かける際、BBクリームを塗ったり眉毛を描いたりするたびに痛感しています。
もちろん、日本にいても海外にいても、完全すっぴんで堂々と外を歩ける人はたくさんいます。本来は誰もがそうなるべきなのです。
が、頭では分かっているのに、どうしてもそれができない。
なぜなら、日本で嫌というほど「すっぴんで外を歩くなんてありえない」「眉毛を描かないと貧相に見える」「リップを塗らないと血色悪く見える」「素肌は毛穴丸見えで醜い」等々の呪いを長きにわたって刷り込まれてきたからです。
(と真剣に書いていたところへ、突然のスカンク臭に一同騒然。一時中断)
あとはやっぱり、どうしても周りの日本人の目を気にしてしまう己の心の弱さもあるなあ…
なんかスカンク臭に心を乱されてしまい、なんだかよくわからなくなってしまったのですが、まあ、そういう感じです。
もう少し時間が経ったら、すっぴんで堂々と歩けるようになるのかなあ…
ああ、あと「化粧しないと自信が持てない」というのも、やっぱりおかしいようなあと思っています。そういう人がいっぱいいることも分っています。私も眉毛が消えかけたりすると弱気になります。
実際化粧によって周りの対応も変わるもんね。それは仕方ないことなのかもしれないけど。
でも、「彼氏にすっぴんを見せるのが怖い」という女の子がいっぱいいるのは、やっぱりどう考えても間違ってる!!!
(その子たちがおかしい、という意味ではないですよ、もちろん。そう思わせてしまう世の中がおかしいってことです)
あと、誤解してほしくないのは、化粧が好きでしょうがない人とか、化粧が楽しくてしょうがないっていう人、特別な機会に化粧するとテンション上がる!っていう人も、どんどん探求してほしいと思います。楽しんで下さい。
あとは化粧したい男性がいたら、女性と同様に堂々と楽しんでもらいたいと思っています。
だけど、それと同じくらい、「化粧したくない人、したくない時」も、尊重されるべきだと思っています。
「すべての女性は美しい」とか「化粧はマナーだ」とか、そういうことじゃなくて、化粧したい人、したい時には堂々と楽しんで、したくない人、したくない時は、同じように普通に外を歩けるような世の中じゃないと、やっぱりおかしいダロウ!と思います。
ただでさえまとまらないブログが、スカンクの襲撃によって更に支離滅裂になってしまいました…
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おしまい!