Netflix 「その森に（The woods)」を見た
相変わらずの無職生活です。このままずっと仕事がなかったら転職活動しないとならんかも… とおののき、とりあえず今のしょうもない英語力を少しでも何とかすべく、Ted Talks 見たり、Spotifyのポッドキャスト聞いたりとあがいております。
で、今日は久々にNetflixで海外ドラマを見ました。
ポーランドのドラマシリーズで「その森に」という相変わらずセンスの乏しい邦題のミステリーものです。
ポーランドのドラマだったら英語の勉強にならんやんけ！と思いきや、ちゃんと英語音声で見られるので無問題。そして私の一押しドラマである「Hinterland」っぽい、シリアスで陰鬱な感じ。
マジで最初は、ホラーか？と思ったほどの暗さ。そして設定もめちゃくちゃホラー映画っぽい。
ざっくり言うと、サマーキャンプで浮かれトンチキな若者グループが行方をくらますという、めちゃくちゃありがちな設定。
なんですが、登場人物たちのいわくありげな人間関係や、ユダヤ人差別などの背景が絡んできて、更に現代の主人公（妹が行方不明のまま見つからず）を巡るトラブルなども立ち上がってきて、頭がこんがらがる。そして見れば見るほど主人公が追い詰められていくので、だんだん見るのがしんどくなる。
で、いつもの悪いクセで、あらすじとオチをググってしまったのだが、出てこず。
どうも配信されたてホヤホヤということで、これはもうあきらめて最後まで見るしかない。
ざっくり言うと、4人の若者が行方をくらませるのだが、一人（ギャル）はすぐに遺体で見つかる。もう一人（ギャル男）も、遺体が見つかる。
しかし残る二人の男女は見つからない。そのうちの一人が主人公の妹。
そしてもう一人の男が最近殺されたことが分かり、そこから物語が展開していきます。
まーとにかく出てくる人出てくる人、みんな不幸。
主人公は敏腕検察官だが、数年前に妻を病気で亡くし、かわいい娘と二人暮らし。義理の妹が普段は生活の世話などをしてくれている。この義理の妹ものちのち不幸に巻き込まれる（若干自業自得気味なのだが）
ヒロインの少女時代も、相当不幸。
翻って現代。
女子大生の暴行事件の告発のために動き始める主人公を、暴行犯の父親である有名ジャーナリストがカネにモノ言わせてあの手この手で主人公にプレッシャーを与えてくる。
もうこれ、一人娘が狙われるフラグ立ちまくりやん！もっと警備を強化して！と途中でヤキモキしましたが、終盤この娘の存在感はまるでなかったことのように消え失せます。（まあちょっとだけ出てくるけど。ていうか、あの状況だったら普通心病むわ、娘。てか、主人公が狂っても何の不思議もないわ。脅されまくりなのに、あまりこたえてないあたりもなんか…）
その傍らで、過去の事件を解決すべく、忙しく動き回る主人公。
見た人は間違いなく、彼のアシスタント（めちゃくちゃ忠実で優秀。普通なら辞めてるレベル。）に心底同情、感情移入するだろう…
主人公も頑張っているのですが、なんか終始やたらニヤニヤしていて、なんじゃこいつと思いながら見てました。
ヒロインのラウラも、人妻なのになんやねんこいつとイライラしながら見てました。
（今思えば感情移入できる登場人物がいない… あの優秀なアシスタントに同情するくらいか）
正直、3、4話目あたりはダルくてもう見るのやめようかと思いましたが、5話目の終わりあたりで、おおおおおおおーとなるので、頑張って見ましょう。
オチもまあ納得。最後もすっきり終わりますので、安心して見てください。
ただし、おっさんがやたら次々に出てくるのと、覚えにくい名前ばっかりなので、頑張って見ないと「これはどのオッサンだ？」ってなるかも（私だけ？）
それから、ちょいちょいツッコミたくなるような箇所（マスコミに追われている主人公が、人妻とめっちゃ親密に密会とか）も多々ありますが、とりあえず本筋に集中して見るべし。
ちょっと私も今日一日かけて見終わったばっかりで、とても概要が書けるほど頭が整理しきれていないのですが、とりあえずオチを知りたい！という人は下をミロ！
（といってもズバリネタバレではありませんが）
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①ラウラのおとっつぁんがヤベエ
②パヴェウのおとっつぁんも実はヤベエ
③主人公たちが聞いた悲鳴は被害者のものではない
④カミラは生きている
てな感じです。
最後は一応ハッピーエンドなのかな…
鬱エンドではないので、大丈夫。
でも全般的に陰鬱だし、スピーディ展開ではないので、雰囲気含めて楽しむ感じなのかと。
それにしても主人公とヒロインのよろめき具合には結構イラっとしました。
まあ、過去に悲しい別れ方をしているから仕方ないのかもねー…と、広い心で見ると良いでしょう。
でもやっぱりお勧めは「Hinterland」だなあ~
