留学してて、つらいと思うとき
基本的に日々のらりくらりと暮らしていて、幸いなことに、泣くほどつらいこととかはそんなにないんですが、留学してて、ちょっとツライなあと思うことについて書いてみたいと思います。
留学に限らず、海外生活してる人にも分かってもらえ… るといいなあ…
①笑いについていけない
のっけからたいしたことなくて何なんですが、でもこれって結構つらいです。
クラスで先生とか現地学生が何か面白いこと言ったり、テレビとか動画のジョークで、みんながどっと笑った時に、何が面白いのか分からず、(そもそも何と言ったのかもわからず)、ぽかんとしてるのは本当に悲しいものです。圧倒的な疎外感を感じます。中国人のクラスメイトとか、一部のカナダ人学生がしらっとしてるのに救われます。
こっちきてしみじみと思いましたが、お笑いって、よほどその国の言葉や文化に通じていないと、全然理解できないものなんだなあと。チャップリンみたく、万国共通のお笑いなら別ですが…
あと、ちょっと違うけど、マーケティングのクラスなんかで、現地事情についての話を当たり前のようにされてもついていけない。たとえば「これはどこのロゴでしょう♪」みたいなクイズ出されると、「おいコラ」って思います。日本に留学してる人に、ヨークマートのロゴ見せて分かるかってんだ。
②差別までいかないけど、いないもののように扱われるとき
これも結構、心にきます。
どういうことかといいますと、例えば、ビラ配りしてる人とか、アンケート取ってる人が、自分だけスルーする。お客さんと軽いトークを交わしている店員さんが、自分にはあいさつだけ。
いや、わかる、分かるんですよ。
「こいつ、英語できなそうだな」と思って、面倒ごとを避けているだけっていうのは。
それに、自分が日本にいたとき、そういうことをしなかったか?と問われると、自信を持って「してないよそんなこと!」とは言えない…
悪気がないのは分かるんです。そして、事実、英語そんなにできねえ。
でも、「ああ、またか…」と悲しくなります。まるでいないもののように扱われるのは、本当に心に来ます。
… あれ、もう思いつかないや…
よく言われる「日本食が食べたあああああい」願望も、そんなに強くないし、ていうかわりとなんでも手に入るし… 差別野郎にタマゴぶつけられたりとかもないし…
孤独感も別にないし…(ホストファミリーとか学校のスタッフとかエージェントの人とか、それから友達とか、ホントに皆に助けてもらって、幸せなことだよホント)
あ、あと一度、ツルッツルに凍った路面で華麗に転んで背中を強打した時は泣いたな… ふわっと宙に浮いたからね。ふわっと。
テストも受けられず、這って部屋に戻ったわ…(えーん可哀想。そのあとクリニックに行って診断書的なものもらって、無事テストは受けられたよ)
マイナス30℃近い気温の中をよちよち一人で歩いた時も別に泣いたりはしなかったし…
ホームステイ先で、喉が痛いって言ってんのに、パッサパサの冷凍ナゲットみたいのに、メープルシロップとチリソースかけたものを食わされたときは結構つらかった…「辛い物は喉にいいから!」とか澄んだ目で言ってくるファザーの純粋さがつらかった… ていうかその組み合わせもありえねえから…
まあ、あとは口座から湯水のごとくお金が流出していくときが、案外一番つらかったかもしれない…
そして、普通に英語ができずつらいと思うことは、留学生の誰しもが体験することでしょう。
これの対策は簡単です。
目の前のカナダ人たちを見て、「でもこいつら日本語できねえし!」と心の中で叫ぶのみです。(「こいつら英語しかできねえし!」と思ってると、普通にフランス語とかスペイン語できたりするので要注意)
あ、あと、アジア系のレストランとかスーパーで、日本人に見える店員さんのことを「…こやつ… 日本人…?いや、中国人か…?それともアジア系カナディアンか…?」と探りつつ、英語で話す瞬間がわりとつらいです。(なにそれ)気まずいんだよねーあれ…
こうやってみると、ほんとにたいしたことなくて草生えますが、これはもちろん個人差があるでしょう。
私はどちらかというと、悲しみよりも怒りを感じるタイプなので、そしてその怒りをモチベーションに変えてここまできたといえなくもないので、メンタルやられるほどの事態に陥ったことはありませんでした。(今のところな!こういう調子こいたこと書いてると、すぐに痛い目にあうんだよな)
しかし他の日本人留学生は、なんだか知らんが、一人で泣いたり日本の家族や友人に泣きついたり、ということが多々あるようなので、これはもう、年の功… かもしれません…
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