今更ですが、自己紹介
なんかものすごく今更なんですけど、簡単な自己紹介を書いてみたいと思います。たまーにツイッターとかで、カナダに来た経緯とか、カレッジのことを聞かれることがあるので、開示できる範囲内で(?)サラッと書いておこうかと思った次第です。
まず、学生時代、それから就職してからも、英語や海外というものにはまったく縁もなければ興味もない人生でした。英語の成績も、超普通。大学生や社会人になってからも、海外に移住どころか、留学や旅行すら興味なかったです。
周りに留学や海外旅行するような子がいなかった訳ではないんですが、生まれ育ちが大変な貧乏だったこともあってか、「自分には全く関係ない、別世界のこと」という感じで見ていました。
で、ブラック企業やら派遣やらで働き、ついに生まれて初めて海外旅行に行くことになったのが驚くなかれ、30歳の誕生日でした。遅い。(機内で30歳になりました。もちろん特に祝われず)行先はオーストラリアのゴールドコーストで、女友達と二人で行きました。
が、そこで海外イイ!とか開眼するわけでもなく、「まあ、こんなもんか」という普通の印象だけで終わり。(ゴールドコーストはすごく良いところでした)
その後、会社の後輩の影響で一人旅をするようになり、最初は国内、次に台湾や韓国、そして堰を切ったように北米やヨーロッパにもドンドコ一人で繰り出すようになり、ようやく「英語ができた方がいいなあ」と気づく。
そして英会話スクールに通ったり、TOEICを受けてみたりするようになりました。が、当たり前ですが本気でやってるわけではないので、たいして伸びず。
その後、中途採用で首尾よく潜り込んだ大手企業に、たった5年でリストラされ、破格の退職金をゲット。そのタイミングで語学留学をもくろむが、年齢のことなどもあり周りから怒られ(留学エージェントの人からも怒られる始末。ここに書きました)素直な私は、転職活動に方向転換、無事正社員の仕事に就くも、やべー会社だったので試用期間で退職。
履歴書が穢れてしまったことで、わしはもう派遣しかできないんや…とあきらめの境地に。
最終的に財閥系某大企業で超ラクな派遣の仕事にありつく。ヒマすぎて就業中に皇居周りを散歩したりやりたい放題。職場の人たちもみんないい人たちで天国のような日々だったが、ろくな人生を送ってきてないが故に「こんなに毎日平和で、果たしてこのままで良いのだろうか」と魔がさしてしまう。そして例の「やっぱり一度は海外に住んでみた~い」を発病するのである。
で、結果的に消去法で、特に何の思い入れもないカナダに決定、なんとなく公立カレッジに入学。(結果、例の退職金がシューっとカナダの留学ビジネスの闇に吸われる)
カレッジも、「TOEICのスコアで入れる」という非常に低俗な理由で選択。(一応他にも、私立カレッジと別の公立カレッジを考えていたが、前者はエージェントに「倒産の危機あり」と言われ除外、後者はカナダ大使館主催の留学フェアに来ていた担当者の態度がアレだったために候補から外した)
更にはプログラムも、「一番簡単そうなのがいい」とナメくさった理由で選択。(同じプログラムの人を傷つける可能性があるので伏せときます)
前にも書きましたが、この時点ではまあ半年、あるいは1年くらい住んで、カレッジは途中で辞めて帰ろ、くらいの気持ちで、永住権もまったく考えていませんでした。あくまでも第一目的は「海外生活を体験」ということだったので、熱心に勉強するつもりなど皆無。
ところが実際にカレッジが始まってみると、意外と周りがちゃんとしてて、途中で辞めて帰るって雰囲気ではない。なんとなく流れにのって日々を過ごすうちに座学期間が終わり、最後のセメスターでCOOPを修了したら卒業というところまできてしまった。
その後、COOPの仕事が見つかった某僻地に引っ越し、そこで初めて「ここ、イイ!ずっと住みたい!」と思い、職場のサポートを得て、永住権申請への地獄の道のりを踏み出したのでありました…
という感じです。
こうやって改めて書いてみると… 本当にろくでもない。ラクすることばっかり考えて生きてきたのがよくわかります…
まだ永住権が最終段階に到達していないので、結末は謎ですが、仮にPRカードがゲットできたとしても、こんな体たらくなので、これからまた新たな地獄の幕開けが待っているとしか思えません。
とりあえず、サラーッと書いてみました。こんな経緯で、カナダに5年住みました。
おわり~。