カナダでクレジットカードを作るの巻(後編=本題)



で、今日は本題です。

カナダでクレジットカード、とググると、なかなかシビアな現実を突きつけられるのを皆さんはご存知でしょうか…
まあ日本でも同じことですが、要するに経済的、社会的に信用のない留学生にとって、クレジットカードを作ると言うのはなかなかにハードルが高いことなのでございます。


さらに意味がわからないのが、カナダではクレジットヒストリーというのが非常に重要で、今後家を買ったり(借りる時も)、車を買うのにローンを組んだりする際に、たとえ現金がどっちゃり口座にあったとしても、このクレジットヒストリーというのがないと、相当不利になるそうで。
で、また意味がわからんことに、日本のクレジットカードをいくら清く正しく気前よく使っていたとしても、なーんの意味もないらしい。

で、ネットでいろいろググってわたくしは、パスポート、ビザ、SIN(Social Insurance Number マイナンバーみたいなものか)、学生証、現住所を証明するための封書(しかも先日政府から届いた税金関係の書類)、そして先日の初任給の給与明細などをガッツリ揃えて、当日銀行に向かったのでございます。

これは「私はカナダに在住する正当な権利を持っています!決して怪しいものではございません!微々たる額ではございますが、収入もあり、きちんと納税もしておりますゆえ、何卒!何卒クレジットカードを作らせておくんなさいまし!」と懇願するためのキットでございます。

で、かわいい仕事のできるアジア女子と対面して、本題に入ったところで彼女がいきなり「いいニュースがあって、あなたはクレジットカードの審査に申請をする必要はないわ。すでにオファーが来ているから、ただそれに申し込むだけでいいのよ。2種類のカードから選べるようになってるわ」というではないか。
「あなたは口座を作ってから結構経ってるし、その経過にも何の問題もないから」ということでした。

つまり、クレカの審査をスキップできるということなのです!

ワーオ こんな展開は想像しておりませんでした。
口座にチンケな金額しか入っておらず、アラフォーの怪しい留学生であっても、口座を作ってから時間が経っていて、なおかつ何の粗相もしていなければ、普通にクレカが作れるようです。

で、彼女も使っているというおすすめのカードを作ることにして、「大体1週間で届くから、それをアクティベートしたら使えるわ」と言われ、あっさり終了。

心配していた年会費もかからず、使うたびに1%のキャッシュバックが受けられるという素敵なクレカを作ることができました!(しかし手元に届いて実際に使えるのを確かめるまで油断できないのがカナダ)

そしてもう一点ネットで見て気になっていたことが、クレジットカードを使用した場合の、その後の支払い方法。

日本人からすると、「何言ってんだ?」って感じだと思うのですが、カナダのクレカって、日本とは違って、使ったあとその分の金額が自動では引き落とされず、自分で支払い処理をする必要があるのだそうです。
もしそれをうっかり忘れたりすると、たとえ口座にたっぷりお金が残っていようとも、利子(これがまた20%とか?高い!)を取られるという鬼の所業。
利子を取られるのはもちろんのこと、毎回そんなかったるいことしたくねーと思い、凄腕女子に聞いてみると、「あ、それはアクティベートするときに電話で自動引き落とし設定にしてもらうか、あとはアプリとかからでもできるよん」とのこと!簡単やないけ!ていうか最初から自動引き落としをデフォルトにしてもらいたいのだが、カナダ人にとってはそっちの方が困るのだろうか…

というわけで、鼻息荒く用意していった書類はカバンから出すこともなく、不安になるほど全てがスムーズにサクサクと進みました。

あとはクレカが無事届いて、アクティベートするのを待つのみ…

でもなー…
1%のキャッシュバックは魅力だが、果たして使うだろうか…
(くそKoodoの支払いには使うけどもよ)
まあデビットカードで支払っても何の特典もないし、クレジットヒストリーを積み上げるためにも、きっと使った方が良いんだろうな…


ということで、「以前から口座を持っている銀行で、特に粗相がなければ留学生であっても普通にあっさりとクレジットカードは作れる」ということが分かりましたー

(しかしあくまでも「その人や状況によるので、明確な基準はない」ということでした。それもまたカナダらしい…)


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