ピントハズレな男の優しさは残酷である
だいぶ間が空いてしまった。これではいかん!
と、言いつつ今回も過去分のコピペ。
とあるツイートに対して、あの本田由紀さんが、ボソッと、秀逸なツイートをしているのを見て、嗚呼、と思ったので書いておく
元になったツイートは、「生理で不安定になってる上に仕事がしんどくていろいろ限界なお母さんがごはんを作りながら突然泣き始めてしまったので、あわてて駆け寄ろうとしたら、それよりも早くお父さんが行って、お母さんの背中をポンポンしながらいたわっていた。こんな夫婦になりたいワン」的なものだったのですが、それに対して本田女史は一言バッサリ、
「だったらお父さんがごはん作ればいいのに」
これですよ
はあ… と溜め息と共に、わたくしはアレを思い出しました。
パ○ソニックだったかどこだったか忘れたけども、掃除機のCMですよ。
年老いた妻が、重たい掃除機をかけるのがしんどそうだから、軽い掃除機に買い替えてやったぜ!と、ご満悦な笑顔で、奥さんが掃除機かけるのを見てるオッサンのCM。
だったらてめえがかけろよ!!!と、全国の奥様達が叫んだに違いない、ザ・ピントハズレなCM。ああいうのがある日突然離婚届を突き付けられるタイプだよな…
そのCMが物議をかもした(?)頃に見かけたツイートで、アメリカだかどっかの欧米の国ではかたや、同じ静かな掃除機(?だったか、洗濯機だったか)のCMで、彼女が寝てる間に掃除機も洗濯も、料理も済ませて、やさしーくスイートに彼女を起こしてあげる男性、というものがあったそうです。この差よ…
しんどい奥さんに、いたわりの言葉をかけるとか、最先端の家電を買ってあげるとか、それももちろん優しさには違いないのですが、いやいや、そうじゃねえよ…って言いたくなることがまだまだ多いんですかねえ…
更に、若い人がそういうのを見て思うのが、「こんな夫婦になりたい(はぁと)」とか、マジかよ…と
今のご時世、専業主婦は働いていないというその一点のみで、冷たい目で見られたりしがち。女性にも正社員としてバリバリ働くことが求められる時代。
そんな世の中で全力でたたかってヨレヨレになって帰ってきて弱音吐いたら、与えられるのは「背中ポンポン」「最新型の家電」!ハッキリ言って、やってられっか!ってことですよ
つくづく、女の人はどこまで頑張ればいいんですかねえ…
ええ、わたくしは専業主婦でもなければ、バリバリ働く正社員でもございません。でも、それでも、やっぱりこういうのってどうなのと思いますね。
最近、ネットなどで「日本は女尊男卑だ」などとのたまう輩を頻繁に見かけますが、お前ら、日本の男女の給与差を知って言ってんのか?家事労働に従事する時間の差を知ってて言ってんだろうなコラ?と心底怒りがふつふつふつふつと煮えたぎってまいりますね。
ああ、なんか陰湿な文章が延々続いてしまいそうなので、今日はこの辺にしておきましょう。
と、たいしたオチも無く終わりゆく。