音量への耐性
さっき、note の方に久々にブログを書いて、眠くなったので昼寝しようと床についたところ、階下の住人が大音量で音楽を聴いており、耳栓ですら太刀打ちできず、眠れなかったので仕方なく起きて、これを書いているところです。
階下の住人はかなりの頻度で、大音量で音楽を聴いたり、テレビ(映画?)を見たりしており、というよりも、音楽を聴いたりテレビを視聴する時は必ず!大音量にしていると思われます。いい奴なので文句も言えず。
ていうか、これは少し前から思っていたことなのですが、日本人以外の人々って、基本的にテレビ見る時、びっくりするくらい大音量で見てません?同居している大家さんもそうだし、以前住んでいたマレーシアでも、やはり家主のマダムは、普段の温厚な人柄とは裏腹に、何事!?というほどの大音量でテレビを視聴なされていました。ホームステイ先のファミリーもそうだったような… サンプル数少なすぎてアレですが…
あれはなんなんだろう… ということをここ最近、ぼんやりとながら不思議に思って過ごしておるのですが。
先日、これまたちょっと印象に残るような出来事が、我が職場で起こりまして。
ランチタイムもそろそろ終わり… という時間帯に、中国系の団体様がご来店されたのです。私はキッチン系の作業を店の片隅で行っておりましたゆえ、直接彼らと接することはなかったのですが、これがもう、阿鼻叫喚の地獄絵図!(言い過ぎ)とでも言いたくなるような大騒ぎとなりまして。何事⁉と思ってダイニングを除くと、なるほど、団体様の半数がキッズだったのでございます。
皆さんご承知のように、中国系の人々は大抵いつもエネルギーに満ちていて声がでかい。(かつて中国語を学習していた身としては、でかい声で発話しないと正確に伝わらない言語である、といこともあるように思う)さらにその半数が小童どもとなれば、それはもう大変な騒ぎになることは至極当然。
いやーそれにしても本当にうるさ… いや、にぎやかでいらっしゃる… と思いつつ、わたくしは先客のカナダ人2名がちょっと心配になり、様子をうかがってみたのである。
この2人の女性は団体のテーブルからはそう遠くない席ですでに食事を済ませ、長いおしゃべりに興じていたのだが、この中国人グループの大騒ぎに気を悪くしていないだろうか… と、少しびくびくしながら、彼女らの様子を見てみたところ…
ビックリするほど何も気にしていない!!!
まるでその団体など存在しないかのごとく、先ほどまでと寸分違うことのない様子で、フツーにおしゃべりを続けていらっしゃる!マジか。
いやー、私は心底感嘆したね。
日本人だったら99.99%、間違いなく、団体の方を見て眉をひそめ、「うるさいねえ」とささやき合うであろう場面である。しかし彼女らは、一瞥すらくれることなく、フツーーーーに、ナチュラルに、自分たちの会話に興じておったのである。
何が違うんやろう…
と、わたくしはレストランの片隅で思った。
耳の構造が違うんやろうか… 音の感受性?(失礼)
もしくは、日本人が他人のたてる音、声に対してセンシティブすぎるんやろうか…
電車の中でスマホの着信音が鳴ろうものなら、乗客たちがじろりとその持ち主を睨みつけるような国である。バスで赤子が泣けば「うるせえ」と罵倒され、母親が謝り倒しながら途中下車せざるを得ないようなお国柄。その分、公共交通機関はその混雑ぶりとは裏腹に、完全な静寂に満ちて快適ではある。
私自身、階下の住人に限らず、過去に恥ずかしながら、隣近所の騒音に腹を立てて壁ドンしたり、床ドンしたこともある。カナダに来てからも、わりと耳栓が手放せない。
寛容度?音量への耐性?なんなんだろう?
もちろん感じ方やリアクションに個人差は大いにあると思いますし、人種で括れる話ではないのは重々承知しております。あとは子供に対する接し方?許容度の違うもあるのかも?
が、テレビを大音量で見る習慣はマジで謎。加齢で耳が遠い、とか、そういう問題でもないように思う。不思議です。
特にオチも何もないんですが、気になったので書いてみました~。