噂のCERBに申請
先日、噂のCERBに申請してみました。
CERBとは… Canada Emergency Response Benefit の略で、要は今回のコロナウイルス騒動によって収入が断たれた人へのカナダ政府による救済措置です。
なんと!$2,000 x 最大4か月給付という超太っ腹な給付額!
しかもこれ、パートタイマーやフリーランス、ワーホリ等でも、もちろん私のようなワークパーミット保持者でも申請できるという懐の深さ。
一応条件はあって、15歳以上で今現在カナダに住んでいて、2019年もしくは申請からさかのぼって1年以内に$5,000以上の収入があった人… すげぇと思ったのが、この収入はカナダ国内で得たものに限らないとか…(※最新かつ確実な情報は、政府サイト等からご自身でご確認下さいませ。)
CRA(Canada Revenue Agency 国税庁みたいなものか)のサイトからの申請も超らっくらく!マジで誇張無しに3秒で終わりました…
そして審査もないっぽい。
更に振り込みまで最短3日!!! ネ申!!!(←古い?)
つまり、要件を満たしていない人でも申請でき、ノーチェックで振り込まれる模様。
そういう人はおそらくあとで(次回のタックスリターンの時かと思われる)返済することになりそうです。
このへんはどうなるのかよくわからん。ので、今回お金をもらって喜んでいても、一年後にドカーンと支払う必要が出てくるかもしれない。(実際、今回の給付額も課税対象である)
(さらに、かくいう私も勢いこんで申請したものの、アレ… これ、ちょっと微妙じゃね…?と思うことがあったので、ちと不安。)
しかしですね!
私は本当に今回感心しましたよ。
金額そのものや、対応の早さにも驚きましたが、この「とにかく申請を簡単に、そしてゴチャゴチャ言わずに即給付!」という迷いのない姿勢が素晴らしいなと思った。本当に。
(そして申請受付日を個々人の誕生日の月ごとに分けてるのも地味ながら賢いなと思った。さらに初日どーせ絶対サーバーダウンとかするんだろ、とか思ってたけど、全然そんなことなかったらしい。まあ東側の人間の方が早く申請できるから?あと、タイミングによってはちょっともたついたみたいだけど)
中にはそりゃ不届き者もいるとは思うんです。
そして政府もそんなことは百も承知だと思うんです。
それでも、「今困っている人を助ける」という一点にフォーカスして、余計な審査やらプロセスやらを全部バッサリ省いた、その姿勢が本当に素晴らしいなと思ったのです。
で、不正やミスがあったら、あとからゆっくり審査して、返してもらえばいいじゃない、と。
何よりこういう決断が即実行できる政府ってすごいなと感心致しました。
今回は日本についてディスりません。
ただ、政府ってこうあるべきじゃないの?と改めて思いました。
こうやって政府がドンと構えて迅速に給付をしてくれたら、みんな安心して家にこもれるわけで。
それが結局、感染拡大や治安悪化等を防ぐ一番の近道なのではなかろうか。
(まあ、CRA側にも相当な混乱が起きているらしく、なぜか$4,000とか$5,000振り込まれて喜んでる人たちもいるみたいだが… どうせあとで返すことになると思う…)
なんて言ってて、まだ私は受け取れていないのですが…
カナダをまた一つ好きになった出来事でありました。
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