海外在住者=超優秀な人たち というステレオタイプにモヤモヤ
先日こんな記事を見かけて読みまして。↓
「日本から脱出する超優秀者な女性たちと、これからの関係」
https://www.gentosha.jp/article/14909/
なんかモヤったんですよね。まあ言ってることはありがちな「日本は女性の能力を活かせてなくて、どんどん優秀な女性たちが海外に流出しちゃってますよ!」的な感じ。
正直全然大したことは言っていない。(失礼)
で、なんかモヤーとしつつ、すっかり忘れてたんですが、今日またTwitterでこの記事について言及してる人がいて、ちょっとそのモヤモヤの正体が分かったような気がしたのです。
(つーか私が読んだのはYahoo!トップだったと思うけど、元ネタは幻冬舎かい!なんかそれでやはり自分の直感は正しかったなと思えた。大体毎回モヤると、元ネタは幻冬舎なんだよな)
そのツイートは「かつて英語圏にたくさんいた高学歴の『出国子女』のほとんどは海外でも就職先がなくてほとんどが結局日本に帰った。優秀とかあんまり関係ない」ということで。
そうそう、と思ったのだ。
まーこの元記事が訴えたいことはよくわかる。
日本の男尊女卑はまだまだ酷い。
女性たちが本来の能力をまったく活かせていない現実は間違いなくある。そこをどう言うつもりはなく、むしろもろ手を挙げて大賛成である。
ではなにゆえ私はモヤッとしたのか。
正直まだはっきりはしないのだが、おそらくではあるが、私はいじけたのである。
なぜなら自分はまったく優秀ではないので。
で、今日そのツイートにハッとしたのは、まさにこの点からである。
「海外で働いている日本人=めっちゃ優秀なホワイトカラー」みたいなステレオタイプに、いい加減ものすごい違和感があるのである。
もちろん上記の記事に出てくるような超絶優秀な人もいるところにはいるのでしょう。
ニューヨークとかロンドンとか。(貧しい発想)
海外の大学とか院を出て、現地の人間と競り合って見事勝ち抜き、世界を股にかけてバリバリバリと働いているスーパーエリート日本人たちが。
しかし、前にも書いたように、海外に出たことで(あるいは出る前から)貧困生活を送らざるを得なくなっている日本人も、実はめちゃくちゃ多いのではなかろうかと私は思っている。(私とかね…)
よくわからんけど。
前に書いた話だと、東南アジアとか中国とか。
でも欧米にも結構いるのではないかと思う。私とか。(←二度目)
別にまったくもって優秀ではなく、学歴も並、スキルもキャリアも貧相で、現地のしょーもない仕事をしょーがなく続けながら地味に暮らしている日本人。
そういう人々がいるという現実に全く触れないで、「優秀な日本人が海外流出している!」と煽る薄さに、おそらく私は白けたのであろう。
かといって「優秀な日本人女性が海外に流出してますよー!優秀じゃない奴らもいるみたいですけどwww」みたいな記事もどうかと思うが…
具体的な数字とかの裏付けのなさとかも、その薄っぺらさの正体なのかもなあ。
いや、記事の内容があまりにもステレオタイプ、ありがちすぎて、本当に?と疑いたくもなるんだよね。「本当に『超優秀な女性たち』が大量に海外に流出しているの?」って点に説得力がないからピンとこなかったのかなあ。
分からん。
結局うまく言語化できず、モヤったまま、もう眠たいので寝る。
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