たった3日で仕事辞めるってどーなの⁉

 


今日もブログを書きますよー。昨日の続きというか、関連した内容でございます。おそらく今回、私のツイッター、そして昨日のブログをご覧になった方のほとんどが思ったのではないでしょうか… 「たった3日で仕事辞めるとか正気か⁉」と…

そのへんのことについて、今日は書いてまいりたいと思います。


ちなみに日本での最短記録は、たしかこの時で、3ヶ月。試用期間で辞めました。
これで経歴が汚れてしまい、もう日本ではまともな仕事には就けんのや… と、のちのちのカナダ渡航につながる契機となった… のか?

しかし今回は、それをはるかに上回る3日間という短さ!
どうなのか。

さすがの私でも、日本にいた時の感覚だったら、「ドン引きするレベルのやべー奴」かなと… 
別に超絶ブラックだったとか、決定的な出来事があったわけでもない。福利厚生バッチリの大手企業さまである。普通に考えたら、「根性なし!」「人間失格!」と罵倒されても致し方ないレベルなのかもしれない。
私自身も、「いやー、さすがにもう少し続けるか…?せめて1ヶ月… いや、2、3か月とか…」と葛藤しなかったわけではない。


ではなぜ、たった3日という短さで決断したのか。


いくつか理由はあるんですが、まず、周りのカナダ人を見てて、それくらい短時間で辞めるのは、わりと当たり前のことなんだなと知っていたことが挙げられます。

近所に住む仲良しのおっさんがいるんですが、前日の夜「もう辞めたい…」みたいなテキストしたら、「僕は昔、マクドナルドの仕事を2時間で辞めたよ!ファームの仕事は半日で辞めたし!」と、屈託のない返信が。
この人が特別ヤバい人ということではなくて、むしろものすごく真面目で実直、優しさを煮詰めて凝固したような人なんです。そんな人格者でも、「あかん、合わん」と思ったら即辞める。
他にも、前のジャパレスとか、あとはツイッターの皆さんの過去の話とかリプでもらって、2、3回働いて辞めるとか、他にもっと良い条件のオファーがあったら、サクッとそっちに乗り換えるみたいのは割とこっちでは普通で。
実際に、「辞めるわ」メールしたら、マネージャーからは「おっけー。連絡ありがとう」とあっさり返ってきてワロタ… 多分、連絡して辞めるだけマシなのかもしれない。

さらには「戻って来たかったらいつでも連絡くれ」とのありがたいオファーまで。すごくないすか?(あんまり詳しく書けんけど、その前のジャパレス上司(日本人)の反応とあまりに正反対で、これもかなり印象的だった…)


日本だと、「石の上にも3年」みたいな言葉があって、どんな仕事でも、とりあえずは2~3年我慢して続けるべき、みたいな考え方があると思うんですよ。まあ最近はそのへんも少しずつ変わり始めてるのかもしれないけど。だけど今回、このまま毎朝、行きたくねえなあーと思いながら出勤する生活を続けたところで、ストレスが溜まる以外に何がある?と思ったんですよね。

↑の3ヶ月で辞めた経験からもですが、「無理して続けても、結局時間の無駄にしかならない」ということを過去から学んだわけです、私は。
なんなら3ヶ月も我慢しないで、もっと早く辞めりゃよかったと思ってるくらいです。だからこそ早めの決断に踏み切れた。

もちろん、耐えるべき状況もなくはないのでしょうが、「いやだー行きたくない~辞めたい~」と毎日毎日思うような生活、普通に考えて心身に良くないし、時間の無駄。
特にこのトシになって思いますが、イヤなこと、つらいことを我慢してる時間がもったいないなと。目標に向かう過程でのしんどさ、つらさだったらまだしも、そうじゃないなら辞めてもっと良い環境に身を置いた方が良いんじゃないかなと思って、今回さっくり決断しました。

あとこれはまたあとで書くけど、永住権申請の方でちょっと動きがあったので、それもまた決断への後押しになりました。といってもまだ取れたわけでもなんでもないんで、フライングといえばフライングなんですが…

そして最後に、もちろん私もバリバリの日本育ち、ブラック企業での社畜根性が骨の髄まで染みついた超氷河期世代ですので、こんな自分を「ダメ人間だなあ」と思わなくもないんですが… でももう、それって結局、人様の判断というか… そりゃ私のことを「根性無し」とか「いい年してだらしない」みたいに思う人もいるだろうけど、もうそんなの関係ねーなと。
今回面白かったのが、日本とカナダで、「3日で辞めた」という報告に対しての反応がわりときれいに分かれたこと。といっても幸い、日本の家族や友人のほとんども「(笑)」みたいな感じだったんですが、日本の元同僚たちは「なんで⁉」「理由は⁉」みたいな感じで、対してカナダ勢。↑の近所のおっさんは「I'm glad」、大家さんは「Oh, okay」さらにはこっちの生活が数十年のお友達(日本人)は「わーい、遊びましょう」という反応でした。

どっちが正解とか間違ってるとかではないんですが、「たった3日で辞めるなんてありえない。根性がない、ダメ人間だ」みたいな考え方って、ホントに一部の考え方でしかないというか。まあ、そう思う人がいてもいいし、だけど自分でそういう声ばかりを気にして落ち込むのもまた、意味がないかなーと。そうかもしれないけど、「良かったねー」という考え方もあるし、もう決断したことなのだから、「ま、人生そんなこともあろうて」と前向きに次を考えた方が健康的で建設的かなーと、そんなふうに思います。

といっても、まだ次どうするとかあんまり考えてないんですけどね…

とりあえず、40代半ばで、たった3日で仕事辞めた人間の脳内はこんな感じでございます。











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