カナダのカレッジでビックリしたこと3選

 


気がつけば1ヶ月近くブログを放置してしまっておりました。ビックリ。Time flies!! 光陰矢の如し。

で、今回は、唐突にカレッジ時代の話です。なんかどれも過去にも書いたような気がして検索してみたんですが、探せなかったので、多分書いてなかったのかなあ、ということで、今思えばネタ感満載のビックリ話3連発、行ってみよう!


①代理の先生が息子を連れて登場

ハイ、まずこれです。なんのクラスだったかはまったく覚えていないんですが、確かカレッジ1年目のときに、とあるクラスの先生が、「私このカレッジで別の授業とってるのー、で、そっちの都合で来週は授業できないから、代わりの先生が来るねー」とかなんとか言ってたんです。先生が同じカレッジで別の授業とってるというのもかなり新鮮だったんですが、当日になってさらにビックリ。
やってきた女性の先生のうしろに、まだ10代と思しき少年がついて入ってきたのです。
アシスタントか何かかな… そのわりにはずいぶん年齢が… と不思議に思って見ていたら、なんと「これ私の息子~」と紹介して、彼は普通に近くへ着席。(お菓子か何か食っていたような…)
学生たちも特にザワつくことなく、普通にクラスが始まったのでした。

これ、日本だったらないよなーと、結構ビックリしました。

しかし実は同じようなことが別の場面でもありまして。カレッジのアクティビティだったか、私がとっていたクラスの遠足(?)だったか覚えてないんですが、例の黄色いスクールバスにみんなで乗ってお出かけ~というときに、なんとそのドライバーさん(女性)のちっちゃい子供がちょこんと最前列の席に座らされていたのです。カワイイ~(笑)
デイケアとかに預けるでもなく、普通に連れてくるんかい!と笑いましたが、これもまた日本ではちょっと考えられないやつだなあ…と驚いたのでありました。(しかも周りも全然気にしてないところがすげえ)

(もっと言えば、ホントに最初の頃は、生徒がランチとか食べながら授業受けてるのもビックリしたし、先生たちがコーヒーとか飲みながらレクチャーしてるのも不思議な感じでした。日本ではめっちゃ怒られるやつ…)

(あー、あと先生が最後のクラスでみんなにカップケーキ焼いて来たり、非常勤からフルタイムになれた!と言って、みんなにピザご馳走してくれたりというステキなビックリもありました。いい先生が多かった…)


②避難訓練の動画が思ったのと違った

この逸話は特に衝撃的すぎたので、前に書いたような気がするんですが、見つけられなかったので、書いてなかったのかなあ。(いやー、やっぱり書いた気がする)

カレッジ入ってしばらく経った頃だと思うんですが、何かのクラスで唐突に避難訓練的な動画を見せられまして。それが思ったやつとはちょっと違ったというお話です。
動画の舞台は私らがいたのと同じよーな北米のどっかのカレッジ(大学?)なんですが、その設定が、「ある日突然、シューターが大学に乱入してくる!」というかなりバイオレンスなものでして。しかもかなりリアル、緊迫感があって結構怖い。

で、日本の避難訓練における合言葉は「おかし(おさない、かけない、しゃべらない)」だったと思うのですが、こちらでは「Run!! Hide!! Fight!!」ということで、特に最後の「Fight!!」に、わたくしは大変な衝撃を受けました。

つまり、銃を持った奴が近く(敷地内)にいた場合、「逃げろ!隠れろ!それがダメなら闘え!」って言うんです。ビックリでしょう!闘うの⁉

↓検索するとこういう動画がたくさん出てくる。北米ではおなじみの合言葉の模様。(この動画の前半では舞台が病院だけど、基本的にすべきことはまったく同じ)


カナダはアメリカと違って、マスシューティングとかほぼないし、安全でしょ~と思いますが、それでも全くゼロではないのです。なので、カレッジや大学ではこういう動画を定期的に見せることがおそらく義務付けられている模様。
いやーこれはなかなか衝撃的でありました。


③カンニングした学生をセキュリティがつまみ出す

これは確か最後のセメスターでの出来事です。正直いってめっちゃウケた事件です。
教室でペーパーテストを受けていたときのこと。前方でみんなの様子を見ていた先生が、突然、ある生徒の名前を呼んだのです。テスト中に何事?とみんなが不思議に思う中、呼ばれた生徒が先生のもとにやってきます。するとその先生は穏やかな口調で、「あなたはもうここにいられない。出て行きなさい」と言うではありませんか!

しーんとした教室内で、全員の好奇心が先生とその生徒に向かうのがありありと感じられます。その生徒は、なぜ?とかなんかゴチャゴチャ抵抗しますが、先生は同じ言葉を繰り返すのみ。ゴネる生徒。すると先生の口調がだんだん激しいものに変わり、それでもその生徒が出て行かないと、先生はなんのためらいもなく、備え付けの電話をかけてセキュリティを呼び出したのです!
即座にやってきた屈強なセキュリティに連れられて、当該の生徒は荷物をまとめ撤収…

先生は何事もなかったかのようにまた穏やかな口調で皆に「ごめんね」と言って、試験はそのまま静かに続行されたのでありました。(終了後のみんなのイキイキっぷりよw)

後日談として、その学生は実は前科(カンニング)があったとのこと、その後のグループプロジェクトでも剽窃をやらかしたとか何とかで、グループ内でも猛烈に炎上していた模様。普通に考えたら、もうカレッジをキックアウトされてるんじゃないかと思いますが、その後どうなったかは不明…
カレッジに入ってまず、カンニングとか剽窃についての厳しさにも最初驚いた(まあ、今になって思えば当然だと思うんですが、日本の大学ではそういうレクチャーなかったよなあと)けど、ゴネて出て行かないとセキュリティ呼ぶんか!と。しかもあの先生の迷いのなさ!すごいわー…と感心するばかりでした。


というわけで、カレッジでビックリしたこと3選について書いてみました。いやー、今思い出してもやっぱり面白いね(笑)
他にもなんかこんな感じのオモロイネタがなかったかどうか、また思い出したら書いてみたいと思います!




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