【冬休み特別企画】毎日ホラー映画 ⑩ホールド・ザ・ダーク

 


というわけで急転直下で突如隔離解除、急遽帰宅となりました。(漢字が多い)しかしそんな今日も元気にホラー映画鑑賞とまいりたいと思います。

今日は「ホールドザダーク」でございます。前回、前々回に引き続き、これも土着信仰系?そしてちょうど外が猛吹雪だったんで、気分的にもピッタリかなと思い選んでみました。

↓面白そうでしょう!


面白かったんですよ、中盤までは…


導入から序盤にかけては、話がサクサク淡々と進んで、どんどん引き込まれ、謎めいた感じとか、訳アリな雰囲気たっぷりの村人とか、マジで超いい感じ。圧倒的な大自然に、ミステリアスなオオカミの群れ(いや、普通にかわいい。ていうかどうやって撮影したのかなー)「これは、好きだ!」と、心の底から確信しました。


が。



頭のおかC旦那が、とにかく行き先々で殺しまくる。そしてそれを手助けする原住民?の友達とポリメンの銃撃戦あたりから、私の脳内には「これは… ナニ映画だ…?」の疑問が浮かんで消えない。(いや、正直言えば旦那の登場時点から、何を見せられているのか分からなくなってくる)


そして最後のオチ。更にはエンドロールのクリスマスソング?で、私ははっきりと心の中で呟いた。「クソ映画やないかい!


いや、いいんですよ、謎を残すのは。だけど、それにしても致命的なツッコミどころが多すぎる。


オオカミも土着信仰?も、ほとんど関係無ェ!なんか、単なる雰囲気造りに利用されてる感満載でしたね…  結局はアメリカ人の好きなドンパチものやないかい!と。

あと、原住民系の友達がイケてる警官のドナルドに「お前ら白人はあ!」みたいな恨み言を延々とぶつけるんですが、いや、お前の友達のバーノンも白人やんけ…と。(都会人、みたいな言い方してたんで、厳密には違うんですが、なんか、そういうところ、白人のご都合主義だよなあと白けてしまった… 分かるかな?そういうことを原住民キャラに言わせるくせに、結局主役(級)は白人ですかい、そうですかい、と。)

あと、もう何もかもが主人公のオッサンに都合よすぎて… アレ普通に考えたら最後に殺られてるし、そもそもあんな銃撃戦に展開するような作戦に素人参加させんやろ!しかも周りで警官がバッタバッタやられてるのに主役補正で無傷とか。しらけるわ~

(いや、わかるよ。主人公は「語り部」として呼ばれて、その役目を全うするために生かされたんでしょう。しかし、その設定すら「はあ?」という感じなのよね。自己顕示欲の塊か?としか…)

その前にドナルドが「オレ、この戦争(とは言ってない)が終わったら、絶対に妻とカリブ海でバケーションするんだ」と、死亡フラグのお手本のようなセリフを吐く。しかも妻はお約束通りの妊娠中。ありえねえだろう… それをあっと覆すのかと思いきや、何のひねりもなくあっさりと殉職。(チーオン?がしつこくしつこく「オマエの妻は(オマエの殉職の)知らせを受けるだろう」と言ってたので、なんかそこに執念めいた不気味さを演出したかったんだろうとはもいますが… つまらん!

あと終盤に夫婦が「してやったり」顔で去っていくところ、「オメーラには分かんなくていいんだよ!」的な表情に見えて非常にむかっ腹が経ちました。
謎を残して終わるのと、何も回収できずに投げっぱなしで終わるのは違うからな!と叫びたかったです…


じゃあ中盤以降いいところは無かったのかよ、というと、一つだけあって、それは「宿のオババが強い!」ということですね。アラスカって、住民全員ショットガン装備してるんでしょうか…


あとはもう、しょーもな、でした。

あ、あと回想シーンでパンを食べる息子のほっぺが可愛かったです。


ていうかやっぱりこれ、思い返すと、ホラー映画じゃなかったですね。失敗しました。

でもなんかこう… ガチのホラー映画、怖いんだもの… こういうミステリアス系とか、最古ホラー系が見たいんだけど、結構ハズレが多いんだな… と、ちょっとションボリ致しました。


明日は良いホラー映画に出会えるでしょうか。






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